Qファクターを広げたらクリートキャッチし易くなった

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ロードバイクのポジション。
奥が深く、それでいてその時々の柔軟性や筋肉量、走り込んだ量に応じて微妙に変化してしまうという、ゴールの見えないもの。

ポジション調整に関しては、サドル高から初めてサドルの前後位置、クリート位置、ハンドル位置と地道に調整してたのですが、今まであまり気にしていなかったものがあります。

それが今回いじってみたQファクター。

正直、まだそれが正解なのかどうかもよく分かりませんが、明らかに改善した点もありましたので、今回はその辺りを書いてみたいと思います。

タイムのロードペダル(Xpresso 4)でQファクターを調整してみる

1. タイムのロードペダルはクリート入れ替えでQファクターが調整できる

Qファクターを変更しようと思った場合、クランクセットの入れ替えやBBの変更など比較的大掛かりなやり方もあれば、ペダルの入れ替え、クリートの位置調整、ペダルエクステンダーを入れるなど様々なやり方があるかと思います。

私が現在使っているタイムのロードペダルでは、クリートの左右を入れ替えることでQファクターを変更する(広げる)ことができます。

2段階しか選べないわけですが、シンプルで潔いですね。

time-06

ノーマルセットだと51.7mmのところ、クリートを左右入れ替えることで54.3mmと、2.6mm広げることが可能に。

かれこれタイムのペダルを一年ほど使っていますが、「ふーん」というくらいでこれまではあまり気にしていませんでした。

2. Qファクターを広げてみようと思った理由

で、最近になって「試しにクリートを左右入れ替えてみようかな?」と思い立ちました。
改めて考えたというよりも、積もり積もって考えてみたら「Qファクター変えたら何かが変わるかも?」と思った感じですね。

【理由その1】 ペダリング時に踵がクランクに当たることがある

これはタイムのペダルを使い始めてからずっと感じていたことなのですが、私は比較的つま先が外側に広がった状態が自然なポジションのようでして、クリートのセッティングにおいても、気持ちつま先が外側を向くようにしています。

こちらが、クランクと平行にした場合。

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この状態でペダリングできないわけではないのですが、少し窮屈感を感じるんですよね。

その為、若干つま先が外に向く(踵が内に入る)ようにクリートをセットしています。

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いちおう踵がクランクに当たらないようになってはいますが、ペダリングが雑になってくると、ちょくちょく踵がクランクに当たったりします。

気をつけていればそこまで頻発するものでもない為、今まであまり気にしないようにしてきました。

【理由その2】 ペダリング効率上、もう少しQファクターが広い方が良いかもしれない

ペダリングにおいて、膝の動きは左右にぶれることなくまっすぐ上下動を繰り返すのが理想なわけですが、私は若干V字の傾向があります。

クリートウェッジを導入することで以前よりもかなり改善はされましたが、まだ若干V字の傾向があります。

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左右ともに、ペダルを踏み下ろした時は比較的まっすぐなのですが、引き上げた時に若干外側に膨らむ傾向があります。

その後ペダリング時に注意するようにしてはいるのですが、意識すると逆に内側に入り込み過ぎて膝がフレームにこすったりと、なかなか難しいもので。

これも、「もう少しQファクターが広い方が私の体格(骨盤)には合っているのかも?」と思い至った理由の一つだったりします。

【理由その3】 ライド終盤でクリートキャッチを「外側に」外すことが多い

最後の理由が、ライド終盤疲労が溜まってきた時にクリートキャッチにミスすることが多いのですが、その際に「ペダルの外側を踏んでクリートキャッチに失敗する」ケースが多い、ということに気づきました。

疲れてきた時は無意識に自分が楽な姿勢を取りたがっている可能性が高いわけで、これも「もう少しQファクターが広い方が良いかも?」と思い至った理由の一つとなっています。

ちなみに、タイムのロードペダルを使う前は2年ほどSPDペダルを使っていました。
シマノのSPDペダルはQファクターが55mだったような気がしますので、無意識に昔の感覚でペダルキャッチをしに行っているのかな?とも思いましたが、タイムのペダルに変えてからかれこれ1年経っていますので、慣れというよりは体(骨盤の広さ)的に、もう少し広い方が合っていると判断しました。

3. Qファクターを広げる効果

ということで、ある日突然というよりは、いくつか気になっていたことが重なり合った結果「変えてようかな」と思い至った次第となります。

実際に左右のクリートを入れ替えてQファクターを変更したところ。

qfct-01

変更後、3本ローラーで10回ほど、ライドはまだ3回ほど使ってみたところ、明らかに変わったことが1つ。

クリートキャッチのミスが激減しました。

すっ、と下ろした足がドンピシャでクリートをキャッチする率がかなり上がりましたね。
これだけでもクリートを入れ替えた甲斐があったというもので。

踵がクランクにこする回数も減ったような気がします。
これは厳密にカウントしていたわけではないのでどれ位減ったのか?と言われると自信がありませんし、ゼロになったわけではないのですが。

ペダリングフォームが綺麗になったか?という点は、今のセッティングでもう少し様子見をしてから撮影、検証してみましょうかね。

撮影して画像加工して、というのがかなり面倒なもので・・・。

ただ、Qファクターを入れ替えてから特にペダリングがし辛くなった感覚もありませんし、膝に痛みが出るようになった、という症状もありませんので、しばらくは様子見ということで。

ひとまず、クリートキャッチがドンピシャで決まる率が高くなっただけでも、変更した成果は上がったかな、と思います。

 

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