ここ一年ほどシマノのシューズ(RC5)を使っているのですが、色々と思うところもあり、今回新たに Fizik のシューズを追加で購入しました。
以前から「次に買うならこれかな」と目をつけていたのですが、晴れて先日セールでお安くなったタイミングで無事購入。
今日はそんなお話です。
■ Fizik(フィジーク)Tempo R5 Overcurveを購入
目次
1. シマノ RC5 のシューズで感じた不満点
2. Fizik Tempo R5 Overcurve レビュー
(1) 特徴
(2) 外観
(3) BOAダイアル(IP1)
(4) 重量
(5) 履き心地
3. おまけその1(サイズの選び方)
4. おまけその2(ビンディングシューズを安く買うコツ)
1. シマノ RC5 のシューズで感じた不満点
2. Fizik Tempo R5 Overcurve レビュー
(1) 特徴
(2) 外観
(3) BOAダイアル(IP1)
(4) 重量
(5) 履き心地
3. おまけその1(サイズの選び方)
4. おまけその2(ビンディングシューズを安く買うコツ)
1. シマノ RC5 のシューズで感じた不満点
約1年ほど履いてきたシマノRC5ですが、総合的にみてとても良いシューズだったと思います。お値段、グレードからするととても軽量(サイズ42で公称250g)ですし。
そんな中、細かな不満点がありました。
一番の不満点は、「履きづらい」という点。
履いてしまえば履き心地に不満はないのですが、シューズのアッパー部分はシマノ独自のサラウンドラップ構造となっており、アッパー生地がゴムバンドでソールとつながる一体型になっています。
その為、足を包み込む感じがあり「これが良い」という人もいるのでしょうが、との独特な構造からとにかく履きづらいんですね。
足を突っ込むとゴムバンドが当たって「するっ」と足が入っていきません。
アッパー生地を手でがばっ、と大きく広げて間口を最大限に広げないと足が入っていかない為、シューズを履く時には常に腰を下ろして両手を使わないといけませんでした。
これが地味にストレスなんですね。
靴くらい立ったまま履かせてくれよ、という。
もう一点は「耐久性」です。
軽量なシューズの宿命なのでしょうか、結構簡単に傷がついてしまいました。

シューズの外側。
どこで何にぶつけたかも覚えていませんが、いつの間にかがっつり傷がついていました。

こちらシューズの内側。
内側なんて何かとこすれるようなこともあまりないかと思うのですが、これもいつの間にかついていました。

踵部分。
比較的頑丈そうな部位ではありますが、こちらも同じような傷がついています。
ライド中に観光で歩くようなこともなく、コンビニ休憩や昼食休憩くらいでしか歩き回っていないのですが、気がつくとどんどん傷が増えていました。
以前使っていた Fizik の SPDシューズではこんなことなかった為、正直「耐久性低くない?」と思ってしまいました。
正確には「傷がつき易い」ですかね。
ロード向けシューズであれば耐久性はそこまで・・・というものかもしれませんが、傷だらけになってしまうとテンション下がるのも事実なわけで。
2. Fizik Tempo R5 Overcurve レビュー

そんなこんなで、「次はもうちょい耐久性のありそうなシューズが良いな」ということで、以前使っていてとても好印象だった Fizik のロード向けシューズに目を付けていました。
そんな折、タイミング良くセールを実施していたこともあり、えいやっ、と購入。
シマノのRC5 にはローラー台(室内用)として引き続き活躍してもらおうかな、と思います。
今回購入したのは、Tempo R5 Overcurve。

以前使っていたSPDシューズである Terra X5 とほぼ同グレードのロードモデルですね。
本当は同じような赤黒のカラーリングが好みなのですが、今ひとつ好みに会うカラーがなく、今回はブラックを購入。
(1) 特徴

Fizik Tempo R5 Overcurve の特徴は、人間工学に基づいた足の解剖学的構造に合致する非対称構造、という点にあります。
今ひとつわかりづらいですよね・・・。

fizik公式サイトより拝借
- 足首にある2つの骨の突起、外側と内側の踝(くるぶし)の自然なずれをトレース
- その結果、靴の喉の部分が足の外側から内側に向かってカーブしているような、非対称な形状となっている
なるほど。
ただデザイン面、見た目の格好良さだけで非対称になっているわけではないのですね。
(2) 外観

やはりイタリアンブランドというだけあって、fizik の製品って見た目が良いですよね。
個人的に大好きです。

ブランドロゴの使い方も大き過ぎず、それでいて適度に主張している感じがちょうど良いです。

上が今回購入した Tempo R5 Overcurve、下がSPDシューズとなる Terra X5。
BOA 1ダイアル、つま先部分がベルクロという点で基本的な構造は同じですが、ロード向けのTempoシリーズ、オフロード向けの Terra シリーズということでソール構造や通気用の穴の数、配置などは大きく異なっています。

Terra X5 はSPDシューズということもあり、冬場集めのソックスを履いたり、ライド中に一定距離歩くことも考え少し大きめのサイズ(サイズ40)を選んでいたのですが、今回はロード向けということでよりタイトなフィットを求めワンサイズ下(サイズ39)を選びました。
今から思うと、Terra X5 は私の場合39.5が丁度良かったのかなー、と思いますが、ロード向けとしては今回購入した39はぴったりフィットで大正解でした。
(3) BOAダイアル(IP1)
シマノRC5から買い替えた結果、明確にアップグレードされたのが、BOAダイアルになります。シマノRC5 のBOAダイアルは L6 と呼ばれるダイアル。

時計回りに回転させるとワイヤーが巻かれてシューズがフィットする仕組みとなっており、ワイヤーを開放する為にはダイアルをカチッと上の引き上げて開放する仕組みとなっています。
BOAダイアルを一度使ってしまうと、シューレースやベルクロが物足りなくなってしまう位、とっっっっても便利です。
で、今回の Tempo R5 Overcurve で採用されている BOAダイアルは IP1と呼ばれるタイプになります。

黒色で分かりづらいですが、ダイアルの三角形の角頂点に矢印マークがあります。
時計回りに長い矢印が描かれていますが、それとは反対側に短い矢印も描かれています。
これまでのL6ダイアルと同様、時計回りでワイヤーを巻き上げてくれるのですが、反時計回りにもダイアルが回せるようになっており、そうすることでワイヤーを緩めることが可能になっています。
「あ、きつく締め過ぎた」となった場合、反時計回りで微調整することが可能なんですね。
地味な機能ですが、便利だったりします。
ただ、ダイアルを回した時の「カチカチカチ」という音は、従来のL6 ダイアルよりも IP1ダイアルの方が大きく、少しうるさいですね。
音やダイアルを回した時のクリック感は L6ダイアルの方が控えめで好きかもしれません。
(4) 重量
定番の体重測定をば。ちなみに公称では サイズ42.5 で 253gとなっています。

私が購入したのはサイズ39となりますが、右足は 248.1g。

左足が少し重めで 249.4g。
この差は何?という話なのですが、インソールを外してみたところ原因が判明しました。

インソールの下側に、ソール固定用として使われたであろう乾いたボンドが露出しているのですが、右足よりも左足はこのはみ出たボンドの量がぱっと見で分かるほど多かったので、この辺りが原因となりそうです。
ま、その差1gで目くじら立てていてはいけませんね。
ちなみにインソールの重量がこちら。

右側が20.4g。

左側が20.9g。
今まで履いていたシマノRC5(サイズ40)が実測233gでしたので、15gほど増量となってしまいました。
(5) 履き心地
購入後、天気が優れずライドに出かけられていませんが、室内でローラー台に5時間ほど乗っただけではありますが、履き心地、足へのフィット感は全く問題なしです。オーバーカーブという形状のおかげかわかりませんが、足を包み込む感覚があり、今のところ何の不満もありません。
ちなみに私の足の形状ですが、日本人に多いと言われている「甲高・幅広」なタイプではなく、比較的細い形状をしているようで、今まであまりシューズの形状に悩まされたことがありません。
甲高・幅広な方だとサイズ選びは異なってくるかもしれませんね。
3. おまけその1(サイズの選び方)
私は Fizik のシューズは実店舗で試し履きしてサイズ感を把握した上で、一足目のシューズを購入していましたので、サイズ選びはそこまで悩まず、オンラインで購入することができました。普段はサイズ25.0の靴を履くことが多いのですが、実店舗で以前履いた時には、
- サイズ39(25.0):ぴったりフィット
- サイズ40(25.7):ゆったり目。つま先のベルクロをぴっちり締めればOK
という感じでした。
SPDシューズでゆったり目が良い、たまたまサイズ40が半額以下で超お買い得だったということで飛びついたのですが、おそらく39.5(25.35)がベストサイズだったんだろうな、と思います。
シューズだと実際に履いてみないと自分に合うか分からないのでオンラインでは買いづらい、という話なのですが、fizikの場合サイズチャートが用意されていますので、プリントアウトしたうえで実際に計測してみると良いかと思います。
実際には靴下を履いたうえで、ある程度の余裕が必要になりますので私の場合、上記サイズチャートで足のヌードサイズ(裸足)を計測したうえで、プラス1cmしたサイズが「ロード向けのぴったりサイズ」となっています。
プラス1.5cmが「出先で歩いたりするから少しだけ余裕のあるサイズ」ですね。
Terra X5 が「ヌードサイズ+2.0cm」だったのですが、「ブカブカではないけど、もうちょい小さくても良かったかな」というサイズでした・・・。
4. おまけその2(ビンディングシューズを安く買うコツ)
ちなみに今回もセールでお安く買うことができたのですが、ビンディングシューズって、根気強く待っていれば必ず安くなるタイミングがあるような気がします。バイクウェアもシーズンが終わりに近づくとお安くなる傾向がありますが、シューズも新製品発表の前だったり、在庫整理のタイミングなどでお安くなりますね。
今回はそこまで激安、というタイミングではありませんでしたが、これまで履いていた Fizik Terra X5 やシマノ RC5 は根気強く待ち続けてほぼ半額で購入しています。
私の場合、複数のオンラインショップでウォッチリストに入れた後、定期的に巡回するようにしていますが半年くらいコツコツと巡回続けていると、かなーりお買い得になっているタイミングが必ずあるので、特にシューズに関しては急がずに時間をかけるのがコツになりますね。
ということで、新しいシューズを買ったばかりではありますが、今のシューズがダメになった時に備えて気になっているシューズをせっせとウォッチリストに追加しておこうと思います。

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コメント
コメント一覧 (2)
素足で25cmの人がソックスなどを履いて快適な状況なので、人より厚手のソックスやインソールを使うかどうかが違いとなるかと思います。
ライド時だけ考えるとピッタリが良いのですが、歩くことを考えると、もう0.5サイズ上でも良かったな、とか。
何を重視するかによってサイズも変わりますねー。