以前から我が家のお嬢様からお願いされていたことがあります。
「自転車にカゴをつけて欲しい!」
とのこと。
自転車購入時から「前カゴは欲しい」という要望があったのですが、自転車そのものは「お兄ちゃんみたいなの(=クロスバイク)」が良いとのことで、ひとまずジャイアントのクロスバイク(ESCAPE R3 W)を購入しました。
色々と調べてみると、さすが流通量の多いジャイアントと言うべきか、取り付け可能な前カゴが幾つかあるようでした。
今回は Amazon で購入したesss(エス) ATB-3 カゴワイヤーセットを取り付けてみました。
残念ながら付属の取り付けマニュアルが若干分かりづらいこともありますので、取り付けの流れをまとめてみました。
これから前カゴの取り付けを検討している方のご参考になればと。
■ ジャイアント ESCAPE R3 W に前カゴを取り付けてみた
目次
1. 付属品
2. 取り付け手順
(1) スライド金具を取り付ける
(2) スライド金具にキャリアを取り付ける
(3) ブレーキ台座にキャリアを取り付ける
(4) キャリアにバスケットを取り付ける
3. 取り付け完成
1. 付属品
2. 取り付け手順
(1) スライド金具を取り付ける
(2) スライド金具にキャリアを取り付ける
(3) ブレーキ台座にキャリアを取り付ける
(4) キャリアにバスケットを取り付ける
3. 取り付け完成
1. 付属品

発注から数日で無事到着。
同梱されている内容を確認してみます。

バスケット本体、バスケットをバイクに取り付ける為のキャリア、スライド金具なります。

スライド金具は2種類同梱されていますが、私の場合は上の金具を使いました。

ネジ類がこちら。
取り付けるバイクによって使うもの、使わないものが分かれる模様。
2. 取り付け手順
では順を追って取り付け手順を見ていきたいと思います。(1) スライド金具を取り付ける
取扱説明書では、最初にキャリア本体とスライド金具を仮固定する、と書かれていますが、私の場合最初にスライド金具を仮固定すると作業がやり辛かった為、まず最初にスライド金具をフロントフォークに取り付けました。
お嬢様の ESCAPE R3 には既にフェンダーを取り付けられています。

フェンダーを取り付けているフロントフォーク真ん中のセーフティーフック穴にボルトで固定するわけですが、まずはフェンダーを止めているボルトを外します。

フェンダーを固定していたボルトが左側。
キャリアに付属していたボルトが右側。
左のボルトだと長さが足りなくなりそうでしたので、キャリア付属の長いボルトを使うことにします。
なお、フロントフォークの形状によってはスライド金具が抵触することがあるようで、そのような場合はキャリア付属のカラーを使って取り付け位置の調整が行えるようになっています。

カラーは2枚付属していますので、実機で必要な枚数を確認することになります。
ちなみに、ジャイアントの ESCAPE R3 の場合はこちらのカラーは使わなくても問題ありませんでした。

こちらが取り付けた状態。
ギリギリVブレーキに干渉しない位置でした。
(2) スライド金具にキャリアを取り付ける
続いて先ほど取り付けたスライド金具にキャリアを取り付けます。
使う金具は赤枠で囲んだものになります。

こんな感じでキャリアを取り付けてしまいます。

(3) ブレーキ台座にキャリアを取り付ける
続いて、キャリアをブレーキ台座に固定します。おそらく、この工程が一番気をつける必要があります。

キャリアから足が2本伸びていて、ブレーキ台座に固定することになるのですが、まずブレーキを台座に固定しているボルトを外す必要があります。

ボルトを外した状態。
ここにキャリアを左右両方止めつけることになります。

こんな感じですね。
ここでブレーキが片利きにならないようにバランス調整をする必要がありますので、ボルトを締め込む時には注意が必要です。

出来上がり。
ここまでくると後はもう簡単です。
(4) キャリアにバスケットを取り付ける
続いてキャリアにバスケットを固定します。
ここで使うのは4本のネジとワッシャー類。
キャリアの底側はネジが切られていますので、ドライバーでそのままネジ止めするだけになります。

ネジが切られていますね。

このままネジ止めするだけです。

出来上がり。

ネジ長さがある為、結構下側に飛び出していますね。
続いてバスケットの奥側をキャリアに固定します。

ドライバーをカゴ&キャリアと見立てると、右から小ワッシャー付きのネジ、大ワッシャー、小ワッシャー、ボルトの順になります。

裏側から見たところ。

バスケット側から見たところ。
参考までに、使わなかったネジ類はこちら。

フォーク取り付け時に、フェンダー固定用に使っていたワッシャー類がそのまま使えましたので、思いのほか余りが沢山出ました。
3. 取り付け完成

無事、取り付け完成。
写真撮りながらではありましたが、作業時間としては30分くらいでしょうか。
ブレーキ台座に固定する際に、ブレーキが片利きにならないように微調整するのが一番時間がかかる工程ですね。
それ以外は「このワッシャーは使うのかな?」と、どのネジを使うかを実機合わせするのに時間が取られる位で、取り付け作業そのものは特に難しいものはありませんでした。

お嬢様、ABUS のチェーンロックをカゴに入れられるのに喜んでいました。
今まではシートポストにぐるぐる巻きにしていたのですが、ペダル回す時に足に当たるのが地味に嫌だったそうです。

ちなみに積載重量は3kgまで。
お嬢様は「鍵とお弁当箱が入れられれば良いので、大丈夫!」だそうです。
そもそも前カゴに重たいものを入れてしまうと、ハンドルを取られたりして危険ですから、最大積載重量に関わらず、できるだけ軽いものに留めるようにするのが良いですね。
程よいサイズ感で使い勝手は良さそう。
この後お嬢様に実際に乗ってもらい、ブレーキやシフト変更に違和感がないか確認してもらいましたが、特に問題なさそうでした。
お嬢様も満足してくれましたし、なかなか良い買い物になりました。

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コメント
コメント一覧 (2)
キャリア取付は基本的に自転車安全整備士の作業として想定されているので、説明がかなり簡略化されているし、ステーの加工が必要なときもあるしで、意外にハードル高いです。
プロ向けが原則、という観点から説明書が簡略化されているというのは、なるほど納得です。
確かに、ブレーキ(アウター)ケーブルの長さによっては微妙に干渉する可能性もありそうですし、ブレーキの取り付けを緩める必要もある為、普段全くメンテナンスしない人だと躊躇してしまう作業だよな、と思いました。