今年購入した補給食に、SiS(Sience in Sports)があります。
どちらかというとがっつりレースで頑張る人向けの製品だったりするのですが、興味本位から購入してみたところ、思いのほか高評価。

ここで言う高評価というのは、「ライドでパフォーマンスが上がったぜ!」というものではなく、「食べやすい」「美味しい」「カロリー摂取効率が高い」という点で個人的に評価が高かったというお話になりますが。

まず最初に試したのが固形食の GO Energy ベイク。
ライドに出かけた時に、午前中に1つ、もぐもぐすることが多いです。





併せて購入した GO アイソトニックエナジージェル。





こちらはライド後半、お昼も食べたし固形色は食べたくないけど、終盤や帰宅後にフラフラするのが嫌な時に食べているのですが、どんなに胃腸が疲れていても食べやすい点が気に入っています。

で、今回はまた毛色の変わったものを見つけましたので、お試しに購入してみました。
 





■ SiS Beta Fuel Energy Chewは食べやすく、腹持ちも良い補給食としておすすめ



1. サイズ感

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まずはサイズ感を見てみます。
他のSiS製品と、私が普段お気に入りで食べている補給食と並べてみます。


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左から順に。
  • SiS GO Energy ベイク
  • SiS GO アイソトニックエナジージェル
  • SiS Beta Fuel エナジーチュー
  • バランスオンminiケーキ
  • アミノバイタル アミノショット パーフェクトエネルギー

サイズ感的には、そこまで小さいわけではありませんが全体的に細身となっている為、エナジーバッグへの収納感は良いですね。 



2. 成分仕様

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続いて成分比較をしてみたいと思います。
位置付けとしては、固形食とジェル系補給食の中間に位置する感じでしょうか。

まずはジェル系補給食と比較してみます。
比較対象は私のお気に入り、アミノバイタルとなります。





SiS Energy Chew SiS GO ジェル アミノバイタル
内容量 60g 60ml 45g
エネルギー 190kcal 87kcal 109kcal
炭水化物
(うち糖質)
46g(41g) 22g(0.6g) 24.4g(不明)
脂質 0g 0g 0g
たんぱく質 0g 0g 2.8g


純粋にエネルギー補給として考えてみると、やはり他のジェル系と比較して倍のカロリーになっています。
内容量が倍になっているわけではありませんので、エネルギー摂取効率は高いですね。
ただ、糖質が多いですからその辺りが気になる人には微妙かもです。


続いて固形食と比較してみます。
比較対象は軽くて小さく、ロードバイクの為に作られたのでは?と思うほどお気に入りのバランスオンminiケーキとなります。





SiS Energy Chew GOエナジーベイク バランスオン
miniケーキ
内容量 60g 50g 23g
エネルギー 190kcal 190kcal 100kcal
炭水化物
(うち糖質)
46g(41g) 30g(11g) 14.3g(13.2g)
脂質 0g 5g 4.5g
たんぱく質 0g 3.5g 1.1g



同じSiSのGOエナジーベイクとカロリーは同量となります。
脂質はないけど、糖質が高いということで、この辺りはその人の好みに応じて使い分け、ということなんでしょうね。 



3. SiS Beta Fuel Energy Chew 実食レビュー

早速実食してみた感想となります。 



(1) 味
私が購入したのはオレンジ味。
普通にオレンジのグミです。

海外製品にありがちな「味が濃い」ということもなく、いたって普通のオレンジ味です。
スーパーで普通にオレンジのグミとして売っていてもおかしくない感じですね。 



(2) 食べやすさ
個人的に「グミだよね」という点で気になっていたのが食べやすさ。
固形のバランスオンminiケーキや、SiS GO エナジーベイクなんかだと、信号で停止した時に開封、一口齧って残りをエナジーバックに戻して、走りながらもぐもぐ、みたいなことも簡単にできたりします。

他方、ジェル系の補給食も口を切りやすく工夫していたりはしますが、走りながら食べやすいか?と言われると、決して食べやすいわけではない為、私の場合は停車して食べています。
ブルベで時間切れを気にするような走り方をするのであれば、走りながらでも食べるのでしょうが、そこまで時間が気になる走り方はしていませんからね。

グミとなると、固形食とジェル系の中間に位置するということで、走りながらでも食べられるのか、停車した方が無難なのか、気になっていました。

まず開封するとこんな感じになります。


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グミが顔を出します。
ではこの状態でパッケージの腹をぐにっ、と押すとぷるん、と出てくるかというとそんなことはなく。
グミ特有のベタつきがありますので、ぐにぐにやっても一向に顔を出してくれません。


結局、こうなります。


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ポテチで言うところのパーティー開けをしないと、食べられないですね。

中には平たいグミが2本重なって入っています。
1本の組は縦長になるわけですが、間に2本溝が切られている為、噛み切り易くなっています。


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溝の部分で切り取ると、一欠片がこんな感じ。
1つのパッケージに3×2の6欠片入っていることになりますので、一口で約30Kcal。
小まめに補給するにはちょうど良いボリュームですね。

但し、溝が切ってあるとはいうものの、口で加えて捻ったり引っ張ったりするだけで千切れてくれるかというとそんなこともなく。
指で捻りながら引っ張ると溝で綺麗に切り取ることはできます。

走りながら一欠片だけ綺麗に噛み切るというのは、意外と難しいかもです。

最初から6片に切り分けてパッケージングしてくれても良いのかも?なんて思ってしまいました。

グミですので、ベタつきはありますが、液体が滲み出るほどではないので、思っていたほどのベタつきはありませんでした。 



(3) 腹持ち
実際に食べてみると、思っていたよりは腹持ちはしそうだな、という印象。
ジェル系の補給食は腹持ちなんて一切なく、そのままするっと飲み込んでおしまい。

逆に固形のバランスオンminiケーキや、GO エナジーベイクなんかは食べると小1時間くらいは腹持ちしてくれるので食べた満足感はそこそこありますが、逆にライド後半になると少し「重く」感じることもあります。

今回のエナジーチューは、グミということでちょうど固形とジェルの中間といったところ。
ライド後半で胃腸が疲れてきた状態でも、もぐもぐ食べることはできそうですし、ライド前半で空腹感が出てしまいそうな時でも、30分くらいは保たせてくれそうです。

夏場の暑い季節は、固形食は正直食べるのしんどいな、と感じることも多いのですが、そんな時にちょうど良いかも、と思いました。
あとは補給し損なったライド終盤、カロリー摂らないとやばそうなんだけど、今更固形を食べるのもしんどい、みたいな時ですね。


ただ、そんなこと気にせず、普通にグミとしても美味しい味ですので、いつでも食べやすいオールラウンドな補給食として使うのも便利そうです。


正直最初は興味本位で購入したのですが、予想以上に使い勝手が良さそうですっかり気に入りました。

日本国内だと公式サイトが閉鎖されたりして一気に入手性が落ちてしまいましたが、Wiggleだと比較的買いやすいお値段だったりしますので、送料無料にする為に追加するにもちょうど良いですね。




【wiggle】
Science in Sport
- Beta Fuel Energy Chew
(60g x 6本)
   






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