新しいロードバイクを購入!(CHERUBIM Sticky)

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待ちに待った納車の日です。
長かった・・・。

発注から納品まで、私の人生の中で最も時間のかかるお買い物でしたね。

 

■ CHERUBIM Sticky が遂に納車

 

1. クロモリフレームをオーダーするに至った理由

これまで乗っていたのがピナレロのGAN S。
カーボンフレームのレース向けモデル。

次のバイクは何にするか?と考えた時に、所謂「エンデュランス寄り」のバイクにしたいな、という思いがありました。

ポジションをもっとアップライトにするという考え方もありましたが、それはあくまでも手段であり、目的としては「今よりも長い距離を、もっと楽に走れるようになりたい」という考えがありました。

私が普段走る距離は、週末に100km前後。
頑張って走っても150kmまででした。

例えば、180kmまで走れるともっと選択肢が増えるな、とか。
140〜150km走ると翌日にずしん、と疲労が残るけど、この疲労がもっと少ないと嬉しいな、とか。

そんな理由から各社カーボンフレームのエンデュランスモデルを物色する日々。

そして、ある週末の日。

尾根幹を走っていた時、前を走るロードバイクの人とちょうど同じようなペースだった為暫く並走していました。
信号で停車する際にフレームをよく見てみると、明らかにフレームが細身で「しゅっ」としています。

この時は「クロモリフレームなんだろうな」ということしか分からなかったのですが、フレームの接合部の処理が独特なのを覚えていました。

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ケルビムの R-2だということは、後で調べて分かりました。

で、そのローディーと一緒に走っていると興味深いことに気づきました。

 

  • 平坦路だと、ほぼ同じケイデンスでペダルを回していても、先行するローディーにじわじわと距離を離される
  • ホイールは先行するローディーも私も同じマビックのキシリウム。カーボンではくアルミだったので、おそらく同じキシリウムエリートだと思われる
  • 体格も似たようなものなので、空気抵抗も似たようなもの
  • 上り坂になると、先行するローディーのペースが若干落ち、私が追いつく


むしろ本来なら、後ろを走る私の方が空気抵抗が少なくて楽にスピードを維持できそうなものなのに、平坦だとじわじわ距離を離され、上り坂で追いつく、という状況が続きました。

カーボンでバリバリなエアロフレームだと似たようなことが何度かあったのですが、細身なクロモリフレームだと、どんな走りになるんだろう?と興味を持つきっかけになりました。
 

 

 

2. クロモリフレームに試乗して惚れ込む

それからはクロモリフレームが頭から離れない日々。

彩湖で Muller の試乗会が開催されるということで突撃。

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この段階では、MT853 にかなーり惹かれました。
ただ、懸念事項はポジション。

Muller は基本的には近場のショップを経由して購入する形になる為、ポジションやフレームサイズについては別のショップにお願いする必要があります。

行きつけのショップがあれば良いのですが、私が当時のバイクを購入したショップは、取り扱いブランドが決まっているショップでしたし、持ち込みフレームのポジション調整をやってくれそうな雰囲気はあまりありませんでした。

相談してみれば「やれますよ」という話になるのかもしれませんが、そんなこんなで即断するに至らず。

お値段もそこそこ張りますので、それであればフレームオーダーしてまった方が良いのでは?ということで、我が家から無理なく行ける範囲で探したところ見つけたのがケルビム。

そして、試乗をしてがっつり惚れ込むことに。

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するするっ、と加速するクロモリ特有の感覚が、とにかく私にはどんぴしゃでした。

 

 

3. コンポーネントは電動化にしたい

今まで使ってきたコンポーネントは全てシマノでした。
マウンテンバイク時代、グリップシフターがスラムだったことはありましたが、ロードバイクになってからは 105、アルテグラとシマノだけ。

ですが、今回はぜひ電動化にしたいということで、シマノのDi2 にするかスラム eTapにするかで悩みました。

タイミング悪く時はコロナ真っ只中。
コンポの入手性からいけば確実にシマノなのですが、シマノのDi2 は「セミワイヤレス」なんですよね。
シフターからディレイラーまで有線ケーブルでつなぐ必要があり、これがどうしても受け入れられませんでした。

「電子化」するなら「ワイヤレス」でないと中途半端だよね?というのが個人的な感覚だった為、入手性の悪さには目を瞑り、スラムの eTapを選択することに。

ただ、これまたタイミング悪く、スラムの国内代理店が変更になったタイミングでもあり、笑ってしまうほど国内ではパーツが入手できませんでした。

あちらこちらの海外オンラインサイトを調べて、複数国から取り寄せることになり、まー面倒でしたね・・・。

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4. 納車までの期間について

オーダーしたタイミングでは「早ければ半年で組み上がります!」ということだったのですが、蓋を開けてみればトータル14ヶ月かかりましたね・汗

コンポーネントについては、半年かからずに揃えることができましたが、やはりフレームは時間がかかるようで。

結果、受け取ってみてそのフレームの美しさを目にすると「待った甲斐があった」と実感していますが、納車を待っている間にスラムのコンポは一度も使うことなく型落ちになっていましたので(汗)、最新のバイクを早く堪能したい!という人には向かないかもですね。

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5. 遂に納車

そして遂に納車です。

雨模様になるようなら車で受け取りに行くしかないと思っていたのですが、朝起きたら快晴。

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リュックにヘルメットやシューズなどを突っ込み、電車とバスを乗り継いでケルビムに向かいます。

早速ペダルを取り付けてもらい、ポジション確認の為にショップの周りをぐりる一周してみました。

フレームオーダーの際に、今乗っている GAN S についてもオーダーした内容に近いポジションに調整をして頂いていたこともあり、実際に乗ってみても違和感はほぼありませんでした。

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初めてロードバイクに乗る人への配慮なのでしょうが、ハンドルの高さに関しては、ポジション計測した時よりも10mm高く設定して納車しているようで。

ただ私の場合は、今乗っている GAN S もフレームオーダー時にハンドルをポジション計測の結果に合わせて下げてもらっていましたので、むしろ「ちょっと高いな」と感じる結果に。

これはこれでリラックスした乗り心地になるので悪くないのですが、何度か乗って慣れてきたらシムを抜いてハンドルを下げてしまいましょうかね。

ということで、あとはフレームの美しさを少しでも感じ取っていただければと。

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一周回って、メイドインジャパンに価値が出てくる時代になりましたね。

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リアブレーキのワイヤーは内装にしてもらいました。
この内装処理がまた美しいのなんのって。

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すっきりしてますね。

ワイヤレスにしたことにより、ハンドル周りもすっきり。

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ディスクブレーキにして完全に内装してしまえばもっと美しくなるのでしょうが、メンテナンス性とのバランスを考えると、電動ワイヤレス変速のリムブレーキモデルって、良い落とし所だと思うんですけどね。
スラムも新しい Force ではリムブレーキ止めてしまいましたから、もう絶滅種になってしまいそうですが・・・。

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ディレイラーがワイヤレスになると、ここまですっきりするのか、と感心。

で、肝心の乗り味はどうなのよ?という話なのですが、実はこの後ちょっとしたアクシデントがあってそれどころではなくなってしまったので、そのあたりはまた後日改めて・・・。

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コメント

  1. 今サラ老爺 より:

    遂に納車おめでとうございます!韓国ドラマに出て来るスレンダーな美女が
    赤いコートを身にまとい真っ赤なルージュでさっそうと現れたような・・・。
    しかしヒールが壊れてずっこけるアクシデントはドラマの世界だけではなく
    現実にも十分起こりえる事なのでちょっとした出来事は気になります・・・。

  2. たかにぃ より:

    新車受領おめでとうございます。
    太陽光が当たるところで撮ると色鮮やかでとてもきれいです。
    クロモリは私もトータル13年乗ったことが有りますが、独特の乗り味が今のおとーさんに丁度あっているのではないでしょうか。
    SRAMコンポも良いですね。消耗するまで3年は持ちますし、今までと異なりシマノもスモールパーツ供給を絞り保守性低下してるのと、SRAMのシェアが伸びているのとで、良い選択だったと思います。

  3. より:

    待ちに待った納車おめでとうございます!=3✧.*・゚✧.゚・*.(⌒‐⌒)✧.*・゚✧.゚・*.⤴⤴⤴=3
    キャンディーレッド!太陽光の下だと、ギラギラして物凄く目立ちますよ。\(^o^)/←経験者(笑)
    スラムのコンポはYouTubeのショート動画でウィーンウィーンとモーター音を出しながら作動中の
    ものが沢山見かけるようになりました。 自分もリカンベントに導入予定です。
    バッテリーもディレイラーにダイレクトマウントで、兎に角、電源ケーブルとかが無いのが
    嬉しいです。 後、ディレイラーハンガー無しでフレームにダイレクトマウントも
    。。。ディレイラーハンガーを排除出来ていいと思います。
    ディレイラーハンガーは供給が止まると修理さえ出来なくなるので、フレームにダイレクトマウントは
    長く乗るには最適解だと思いました。
    クロモリの独特の撓って反発力で走るのは、ペダリングのタイミングを憶えると
    まるで倍力装置みたいに進むので、大好きです。 自分のlevelもリム車なので
    普段のりはカンパのシロッコ35で、めちゃ頑丈です。 ワンオフ、ディープリム50mmだと、
    加速とペダリング停止時での空走時間が長いです。ガチガチに硬いですが、撓むクロモリフレームとは
    相性ピッタリでした。

  4. おとーさん より:

    >老爺さん
    今回はストーリー仕立てですか。
    ただ、ほんとその例えはぴったりですね。。。ほんとずっこけました。。。
    老爺さん、ほんと感性が素晴らし過ぎます。

  5. おとーさん より:

    >たかにぃさん
    ほんと、乗り味は私にはクロモリが合っていそうです。
    SRAMはパーツの保守性が、と思ってましたがたかにぃさんご指摘のように、最近はシマノも決して入手性が高いものばかりではないですね。
    そろそろシマノもそうですし、SRAMも国内流通が以前のように戻って欲しいものです。

  6. おとーさん より:

    >♪さん
    CHERUBIMで聞いたのですが、この色は「神山レッド」と呼ぶんだそうです。
    私は存じ上げなかったのですが、競輪界のレジェンド、神山選手が乗っていたフレームの赤がこの色だったそうで、それ以来神山選手にあやかって「あれと同じ赤色で」というオーダーが増えたそうで、今では神山レッドと呼んでいるそうです。
    CHERUBIMのオリジナルカラーですね。
    そーゆー話は、オーダーする時に聞くものでは?と、自分の性格の大雑把ぶりに呆れてしまいましたが。。。
    まだまだ数回しか乗れていませんが、SRAMの変速も、クロモリの乗り味もかなり気に入っています。
    ほんと、これ良いバイクです!

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