限りなく切れない鍵が登場(ABUS 2500/165HB230 Granit Super Extreme)

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みなさん、ロードバイクを盗難から守る為に何らかの鍵はお使いかと思います。
ローディーの自己防衛として鍵はマストな製品。

とはいえ、フレーム、パーツと軽量化を重ねた結果を、一瞬にして吹き飛ばすのもロードバイクの鍵。
高い防犯性を求めると鍵はどんどん重くなっていきます。

そのバランスが難しいところではありますが、この度ABUSから「高い防犯性に極振り」したU字ロックが発売されました。

限りなく切れない鍵(ABUS 2500 Granit Super Extreme)

もう製品名からしてすごいですよね。「Super」で「Extreme」なんですから・・・。

ABUSのセキュリティレベル

まずはABUSのセキュリティレベルのおさらいから。
ABUSは鍵毎にセキュリティレベルを規定しています。
従来のセキュリティレベルは「1〜15」まででした。

下図を見ていただくと分かり易いのですが、長時間駐輪するのであればレベル10以上がおすすめ。

お買い物するならレベル7以上は必要で、少し目を離すくらいならレベル3程度、と規定されています。

私も初めて行く場所で、駐輪場所が昼食時にどういった環境になるか読めないライドの際にはセキュリティレベル7のBordo Lite Miniを持参するようにしています。

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重量は440gとそこそこありますが、セキュリティレベルからするとかなり軽量な部類となっており、重量とセキュリティのバランスが非常に良い製品となっています。

また、よく出かける場所で、昼食の場所から駐輪環境が確認できるようなライドの際には、より軽量なチェーンロック(1500)を愛用しています。

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こちらはセキュリティレベル3ですので、軽さ重視(実測224g)となりますから「ちょっと目を離す」くらいですね。

ちなみに、U字ロックでこれまで最強を誇っていたレベル15の鍵がGRANIT X-PLUS540 EaZyKF。
重量1500g、お値段約3万円。

お値段こそ張りますが、ABUS は盗難見舞金制度がありますので、購入から3年以内に鍵が切断されて盗難にあった場合には、レベル15であれば最大12万円の見舞金が支払われます。

保険料も込みと考えると、あながち法外なお値段というわけではないんですよね。

ABUS 2500 Granit Super Extremeはレベル15+

こんな中登場した ABUS2500 Granit Super Extreme はレベル15+。

限界突破してしまいました。

どれだけヘビー級になったんだろ?と思っていたのですが、重量は実測1683gだそうで、GRANIT X-PLUS540 EaZyKFからわずか10%増に留められています。

但し、お値段は税込53,900円と倍増・・・。
お値段もヘビー級ですね。

グラインダーでも刃が立たないレベルの強靭さ

こちらが製造過程のシャックルとなっていますが、まー見るからに頑丈そうですね。素材に採用されているのはタングステンなのですが、硬度と融点がとても高い金属となりますので、耐摩耗性能が非常に高いんだそうです。

こちらが、グラインダーの刃に打ち勝った図。

えげつないですね。

海外ではバッテリー式のグラインダーで鍵を切断して盗難する犯罪が多発しているそうですが、ここまでの強度なら安心です。

ちなみに、グラインダーの刃を何度も交換し、バッテリーも交換し、上下両面から攻め続けると切断することは可能なんだそうですが、かなりの時間がかかるそうです。
(グラインダーの替え刃を何枚も持ち歩く泥棒はそうそういないでしょうが)

基本的には、最初の1分間を耐え抜くことができると、泥棒は盗難を諦める率が高くなるそうですから、事実上「盗難不可能」なU字ロックと言えるでしょう。

ライドに連れ出すには覚悟が必要

セキュリティレベルは素晴らしいですが、ちょっとしたホイール重量にも匹敵する重さがネック。

加えて、U字ロックは機構上どうしても嵩張りますので、専用のマウントも用意されています。

マウントは金属バンドとタイラップで固定するそうです。

自転車の片側に1600g超の重量が偏ってかかるのは、ちょっとバランス的には厳しそうですねー・・・。

とはいえ、高価なロードバイクを盗難から本気で守ろうとするなら、重量級の鍵を持ち歩く覚悟も必要かもしれません。

ただ、同じ重量覚悟するなら、ブレードタイプのBORDO GRANIT XPLUS 6500K SHの方が現実的ですかねー。

先々、このブレードタイプの鍵で「SuperでExtreme」なタイプも登場するのでしょうか?

興味津々です。

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