SRAMのシェアが下がってシマノ株が上がるのか?

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シマノの株が上がるかな?と思ったり、SRAMユーザーとしてはちょっと心配になったり。

米国発のコンポーネントであるSRAMを巡って静かな動きが出てきている点が少し気になっています。

SRAMのシェアは上がるのか、下がるのか

日々ニュースを騒がせている米国トランプ政権ですが、アメリカの政治(特にトランプ政権の関税政策など)が自転車業界、とくにドイツを中心としたヨーロッパのブランドと米メーカーSRAMとの関係に大きな影響を与えつつあるようです。

欧州ブランドにおけるSRAM回避の動き

ここに来て、自転車業界において「ドイツのブランドは政治的理由からSRAMを使わなくなるだろう」という見方が出てきているようです。代表的な記事としてはこちら辺りを参照して頂ければと思いますが、背景には、アメリカ政府の関税・通商政策や、それに対するヨーロッパ側の反発・不信感があるとのこと。

アメリカの対外関税強化(鉄鋼・アルミなど)により、完成車・部品のコスト増やサプライチェーンの混乱が進んでおり、SRAM自身も小売店に「関税は業界に深刻な影響を与える」と警告していることから、米政権の関税政策に関してはSRAMも全く歓迎しているわけではない模様。
自社製品をグローバルに展開している米国企業からしたら、そりゃそうですよね。

普段シマノ一強の日本で自転車を楽しんでいるローディーにとってはあまりピンとこない話ではありますが、色々と海外記事を漁ってみると、米国を巡る政治リスクの高まりから「USブランド/USコンポーネントを避けよう」という消費者やショップ側の空気が一部で強まっており、欧州ブランドが今後のコンポーネント選定でSRAM以外(主にShimanoや欧州系サプライヤー)に傾く可能性が高まってきているそうです。

自転車業界全体への政治リスクの影響

また、別の観点からも関税が自転車業界に影響を及ぼしつつあります。

米中・米EU間の貿易摩擦や関税引き上げは、自転車業界のほぼ全て(原材料、フレーム、コンポーネント、完成車)に影響する話ですし、特に中価格帯の製品が打撃を受けると懸念されています。

こういった話が出てくると、「それなら生産拠点を米国や中国意外に移せば良いじゃないか」という話になるわけですが、「数年後に必ず終わりが来ることが確定しているトランプ政権」が問題の根っこであるが故に、今から新たな生産拠点を立ち上げる時間と投資を考えると、企業としては動きにくいですよね。
そのため「様子見」の状態が長引き、供給不安定や価格上昇が続くリスクが指摘されています。

欧州における米国回避の風潮

日本国内だと、「米国発の製品を買うのはやめよう」みたいなボイコットの動きはあまり感じなかったりしますが、欧州ではそうではないようで。

ちょっと調べた範囲では、自転車界隈で直接的な動きはまだないようですが、消費全般においては徐々に「米国外し」の動きは出てきているようです。
ま、歴史的に欧州と米国の間には常に隙間風が吹いてきたわけで、何も不思議な話ではないのですが・・・。

フランスなどで、コカ・コーラやマクドナルド、スターバックスといった米系飲料・外食チェーンの不買を呼びかけるキャンペーンが広がっていたり。
SNS上のグループで「米国ブランドとその欧州代替品リスト」を共有し、「アメリカ製を買わずにフランス/欧州製を買おう」という運動が行われていたり。

小売側も、値札やラベルに星マークなどを付けて「欧州製」であることを強調し、米国製からの乗り換えを促していたりするようです。

日本でも先日の高市政権圧勝の選挙結果を受けると、脱中国とか、米国排除みたいな動きが出てきたりするんですね?(あまりイメージ湧かないですが)

こういった動きを受け、「SRAMコンポを採用した完成車よりは、シマノで組んだ完成車を買おう」という動きにまでつながるようになると、ショップサイドやメーカーとしても「ひとまず政治リスクが収まるまではシマノのコンポにしておいた方が良いんじゃね?」という話になりますよね。

SRAMのシェアが下がるのか? シマノ株は上がるのか?

ここ一年でみるとシマノの株は下がっていますので、実は今が買い時?みたいな下世話なことを考えてしまいましたが・・・。

ワールドツアーで採用されているコンポにおいて、SRAMがシマノを猛追しており足元のシェアではシマノとほぼ互角になるまでとなっており、その影響もあってか例えばCanyonもエアロ/軽量モデルでSRAMを採用したバイクをを増やしています。

せっかく高い金を出して高級車を買うのであれば、政治リスク云々とかの感情論よりも、少しでも良いもの(≒プロで多く採用されているブランド)を買いたい、SRAMを買いたい、みたいな動機が強く作用しそうな気がしてはいますが、エントリーグレード、ミドルグレードに関しては影響を受けるのではないかなー、という気がしています。

関税影響とは異なるとは思いますが、Canyonで見ると、エントリーからミドルグレードまではシマノコンポ採用車が多いわけで、その傾向は今後も継続・加速するんでしょうね。

もともとSRAMコンポは日本国内での入手性が低い状況なので良くも悪くも影響は少ない気がしていますが(むしろ円安影響が痛い)、こんな不毛な話は早いところ収束して欲しいものです。。。

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