昨年に発表されてはいたのですが、いかんせん情報が少なかったトピークの次世代バルブキット。
海外ではありますがインプレ記事が上がっていたので紹介したいと思います。

エアフローが3倍になる次世代チューブレスバルブ(トピーク TurboFlow)

トピークTurboFlowの主な特徴
TurboFlowシステムは、既存の仏式バルブコアを交換するだけで導入可能で、外部ネジ式の新コアによりエアフローを最適化してくれるチューブレスバルブです。
この手の次世代チューブレスバルブの特徴と同様でして、エアフローが大幅増大します。
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空気充填時の流量が300%向上し、ポンピングが楽になるとともにチューブレスタイヤのビード上げが楽に
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シーラントが詰まりにくい設計で、長期間の信頼性を確保

これにより、携帯ポンプやフロアポンプでの作業が速く快適になります。
TurboFlowアダプターの本体は、既存の仏式バルブのステム(外部ステムの外側にネジ切りがあるもの)の外側にネジで取り付ける形になります。
バルブ自体は、ハウジング内部の下部にストッパーがある、かなり幅広の空洞となっており、バルブの先端にはロックナットがある為、これを締めるとストッパーを閉じ、緩めるとバルブが上下にスライドして開きます。
タイヤに空気が充填されている状態だと、タイヤ内部からの空気圧でストッパーが閉じ、空気が漏れるのを防ぎます。指で押したり、空気を注入したりすると、ストッパーが押し下げられて空気が流れるようになります。
製品ラインナップ
トピークは3つのセットを展開しています。
| 製品名 | 内容と価格(税込価格) | 対応 |
|---|---|---|
| TurboFlow Valve Adapter | 既存バルブ用アダプター2個(¥3,300) | Prestaバルブ交換用 |
| TurboFlow Valve Kit | 完全バルブキット(45/60/80mm、¥5,500) | ディープリム対応 |
| TurboFlow Valve Combo | アダプター+RapidHeadポンプヘッド(¥4,950) | ワンタッチ接続でエアロスゼロ |
1. TURBO FLOW VALVE ADAPTER(ターボ フロウ バルブ アダプター)

まずは基本となるのがバルブアダプター。既存の仏式バルブを取り外して交換する専用のバルブコアです。
従来のコアと入れ替えることで、空気流入時の抵抗を軽減してくれます。従来の仏式バルブと比べて最大300%のエアフローを実現してくれますので、ポンピングが楽に行えるようになります。特に高圧タイヤやロードバイクでの空気入れに効果を発揮し、ポンピングでの負荷を軽減します。
ちなみに、このバルブコアでも、従来の仏式バルブ用のエアポンプは使用可能だそうですが、その場合にはエアフローは3倍にはならない模様。
仏式バルブと交換するだけ、というのが楽ちんですね。
2. TURBO FLOW VALVE KIT(ターボ フロウ バルブ キット)

こちらは、バルブ全体を交換する時用のバルブキットになります。先端が TruboFlowになっているだけで、その他は通常のチューブレスバルブと同じですね。
3. TURBO FLOW VALVE COMBO with RAPID HEAD(ターボ フロウ バルブ コンボ (ラピッド ヘッド付))

仏式バルブ専用の空気入れ用アダプターセットです。
実はエアフロー300%を実現するためには、この専用のポンプヘッド(ラピッドヘッド)を使用する必要があるようです。
ラピッドヘッドについては、Topeak製フロアポンプに簡単に取り付け可能。ロードバイクや仏式バルブ採用モデルの空気入れ効率を高める、実用性に優れたアップグレードパーツとなっています。
私もフロアポンプはトピークのジョーブローを使っているのですが、ヘッドはヒラメポンプに交換してしまいましたので、簡単に取り付け、とはいかないですね。。。

実使用インプレ
ここからは、先に紹介した海外記事のサマリとなります。
重量
TurboFlow Adaptersはかなりゴツく見えますが、キャップを含むペアで3.65gと軽量。それまで使っていた仏式バルブコアとキャップのペアは3.35gですから、その差はわずか0.3gの重量増。
取り付け
通常の仏式バルブの交換と同様、TurboFlowバルブの取り付けは数分で完了します。タイヤの空気を抜き、付属のアルミ製バルブコアリムーバーで仏式バルブコアを取り除きます。次に、新しいTurboFlowアダプターを手でバルブステムにネジ止めするだけです。このステップに工具は不要です。
使用感
TurboFlowは仏式バルブと使用感はそれほど変わらず、キャップを外してロックナットを締めてから空気を充填し、充填後はロックナットを緩めて空気漏れを防ぐ形になります。
しかし、バルブ自体は仏式バルブコアの先端よりはるかに頑丈で、雑に扱っても曲がったり壊れたりしにくそうです。
空気を注入したり抜いたりする際の流量差は劇的です。300%増加かどうかは確かめられませんが、空気が非常に自由に流れます。感覚的なものとしては、流量ではReserve Fillmoreと同等で、Clik Valveより若干上と感じます。
Topeakの新RapidHead、Topeak TwinHead、Feedback Sports PneumaやBlackburn Chamberフロアポンプのヘッドなど、複数のポンプヘッドを試しましたが、全て互換性がありました。TurboFlowの先端ネジはPrestaと同じなので、電動ミニポンプのネジオンPrestaヘッドも使えます。
TurboFlowをバイクに取り付けたばかりなので、詰まりにくさはわかりませんが、その構造からすると仏式バルブコアに比べると問題にはなりにくい想像できます。
いかがでしょうか。
CLIKバルブと比べるとまったくと言って良いほど話題になっていないトピークのTruboFlowですが、お手軽にエアフローを大きくしたいというローディーには刺さりそうな気がします。
他方、使用時にはロックナットを閉めたり緩めたりと手間がかかる点はCLIKバルブに劣る点となりますので、脱着を楽にしたいのか、エアフローを大きくしたいのかで選ぶ形でしょうか。

エアフローについては、同じく300%増加を謳うReserve Fillmoreバルブと同等とのことですから、ポンピングはかなり楽になりそうですね。

次世代チューブレスバルブについては、各社から製品が乱立しつつある状況ですが、果たして勝者は・・・?

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