ロードバイクに音楽を(AfterShokz TITANIUM 骨伝導イヤホン比較レビュー)前編

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ロードバイクに音楽を(骨伝導イヤホンを追加導入

ロードバイクに乗り始めて3年目に突入しました。
今でこそ耳を塞ぐ形でイヤホンやヘッドホンをしながら自転車に乗ることは道路交通法で禁止されるようになりましたが、そのまた昔は普通にイヤホンで大音量で音楽を聴きながら自転車で走っていたものです。

今から思い起こすと、そりゃ危ないよな、と思うわけですが。

とはいえ、耳を塞がず、環境音を問題なく聞き取れるような形であれば今でも音楽を聴きながら走れるわけで、これまで私はエレコムのイヤースピーカーを使って音楽を楽しんできました。

ロードバイクのぼっちライドで音楽を(エレコム LBT-ESP01レビュー) : 昔チャリダー今ローディー

発売から4年以上が経過していますが、特に後継機が登場することもなく。
このまま消えていってしまうんですかね・・・。

こちらのイヤースピーカーは今でも現役、何の問題もないのですが、つい先日、室内で三本ローラーに乗る際に使っていたbluetoothイヤホンが壊れてしまいました。

いちおう防水イヤホンということで、ジムで運動する際にも使ってきたので、早3年近く。
突然ノイズが大きくなってきたなー、と思っていたらウンともスンとも言わなくなってしまいました。

お値段がお値段ですので、結果とても満足できる買い物でしたが、さてこのままだと三本ローラーで使えるイヤホンがなくなってしまいました。

エレコムのイヤースピーカーは、ヘルメットに装着する必要がありますので、室内でもヘルメットを被れば使えるのですが、さすがにそれは邪魔臭いですし。

同じようにお安いbluetoothイヤホンを買うことも考えたのですが、以前から気になっていた骨伝導イヤホンを買うのも面白いかな、ということで購入に踏み切ることに。

Amazonでお手頃価格で探すと5000円くらいで買えそうではあるのですが、ロードバイク、自転車をキーワードに探していくと、Aftershokzの骨伝導イヤホンがどうやら頭一つ抜けているらしいということで、欲しいものリストに追加。

7月にあったアマゾンプライムデーで安くならないかなー、とどきどきしながらチェックしていたのですが、一円たりとも安くなることもなく・・・。
どうやら発売当時よりはお安くなっているそうで、ぼちぼち底値なのかな、ということで諦めてそのまま購入することにしました。

aftershokz-01
作りもしっかりしていますね。

それでは、以下ではエレコムのLBT-ESP01とAftershokz TITANIUMを比較しながらレビューしてみたいと思います。

1. 操作性

まずはAftershokz TITANIUMの操作性についてですが、通話が絡んでくるとやたらと面倒臭いようで、とても覚えられそうにありません。

aftershokz-05

こちらのマルチボタンで操作するわけですが、

  • 着信に出る・・・クリック
  • 現在の通話を保留したままかかってきた次の電話に出る・・・クリック
  • 現在の通話を切って着信に出る・・・2秒長押し
  • 通話拒否・・・2秒長押し

という操作だそうで、ライド中に電話がかかってくるようなことは滅多にないので、この先一生覚えることはなさそうです・・・。

音楽再生に関しては単純で、こちらのボリュームボタンとの合わせ技になります。

aftershokz-03

 

  • 電源オン・・・+のボタンを長押し
  • ペアリング・・・電源オフの状態から+のボタンを長押し、電源オン後も押し続ける
  • 一時停止・・・マルチボタンをクリック
  • 早送り・・・マルチボタンをダブルクリック
  • イコライザー切り替え・・・音楽再生時に+と-のボタンを同時に2秒長押し
  • バッテリ残量チェック・・・音楽停止時に+と-のボタンを同時に2秒長押し

正直、イコライザーとか使わないですし、バッテリ残量チェックも行わないと思うので、基本的には、再生、停止、早送り、くらいしか使わないですね。
それだと操作方法はいたってシンプルです。

連続再生時間は6時間。
これがロングライドだと微妙な時間ですよね。

続いてエレコムのBLT-ESP01。

aftshokz

こちらマニュアルから抜粋です。

aftershokz-06

ぱっと見、どれがボタンだよ、という話ですよね。
ELECOMとロゴが書いてある辺りが、押すと凹むマルチファンクションボタンになってます。
その上に三角形の形に点が3つ、その下に逆三角形の形で点が3つあります。
見た目はスマートなのですが、これが手触りでも分かりにくいんですよね・・・。

  • 電源オン・・・マルチファンクションボタンを長押し
  • ペアリング・・・電源オフの状態からマルチファンクションボタンを長押し、電源オン後も押し続ける
  • 一時停止・・・マルチファンクションボタンをクリック
  • 早送り・・・上ボタンを2秒長押し

機能がシンプルな分、操作性も単純です。

なのですが。
1つだけ大きな落とし穴があります。

早送りをするつもりで長押しをするのですが、なかなか長押しとして認識されずに、ボリュームアップになることがあります。
これは慣れるまではなかなか言うことを聞いてくれません・・・。
今でもライド後半で疲れていたりすると、よく間違えます。
これがほんとストレスフル。

操作性に関してはAftershokzの方がわかりやすいですし、私には合っているようです。

2. バッテリーライフ

バッテリーライフに関してはエレコムLBT-ESP01の圧勝です。

Aftershokz TITANIUM エレコム LBT-ESP01
約6時間 約13時間

エレコムであれば、私の体力、脚力の方が先に尽きてしまいますが、Aftershokzの場合だと、走行時間6時間超は何度も経験していますので、ライド終盤では電池が尽きてしまいそうです。

3. 充電時間

Aftershokz TITANIUM エレコム LBT-ESP01
1.5時間 2時間

電池容量との兼ね合いもあるとは思いますが、充電時間に関してはAftershokzの方が短いですね。
ただ、ライド前日に毎回フル充電するよう習慣付けていますので、実はこの差はあまり気にならなかったりします。

4. 重量

重量もエレコムの勝利ですね。

Aftershokz TITANIUM エレコム LBT-ESP01
36g 33g

しかも重要な点として、エレコムの場合ヘルメットのベルト部分に装着する形になりますので、重さを感じることがそもそもありません。

他方Aftershokz TITANIUMの場合は耳にかかる重さがありますので、ほんのわずかではありますが肌、耳にストレスを感じることになります。

とはいえ、そこまで気になる重さではなかったりしますが。

5. 装着性、装着時のストレス

まずエレコムから。
いちおうイヤーフックもついてはいますが、最近はイヤーフックを耳に引っ掛けることもなく、ただヘルメットのベルトに装着するだけで聴いています。
その為、装着時のストレスを感じることはなく、いたって快適です。

ヘルメットと一体になっていますので、休憩時にヘルメットを外せば一緒にイヤースピーカーも耳元から外れるわけで、ヘルメット管理以上に何か気を遣うこともありません。

これに対してAftershokz TITANIUM。
これは骨伝導イヤホンの宿命ですが、ボリュームを上げると、イヤホンの振動がそこそこ大きくなります。

aftershokz-04

この部分を耳元に付けて聞くことになるのですが、ある程度以上のボリュームになると、指先で触れるとブルブル震えているのがよく分かります。
それこそ最大音量にすると、この肌に当たる部分が始終ブルブル震えていて、肌ストレスが半端無いです。

さすがにそこまで音量を上げて聞くことはありませんが、ライド中に聞くような音量(最大音量から2〜4つほど下の音量)だと、そこそこ震えているようで、2時間ほど聴き続けていると、触れている肌が少し「ひりつく」感じになります。

4時間続けて聞くと、肌が荒れたような、肌ストレスをそこそこ感じます。

装着感に関してですが、私はメガネの上にオーバーグラスをかけていますが、うまいこと干渉せずにイヤホンをかけられるようで、装着感自体はあまり悪くありません。

肌ストレス含めてトータルではエレコムの圧勝、といったところでしょうか。

6. サマリ

まずは音質以外について比較してきましたが、一時停止、早送りといった操作性のし易さではAftershokz TITANIUMに軍配が上がりますが、それ以外はエレコム LBT-ESP01の圧勝、というのが個人的な印象です。

ただ、イヤホンである以上、音質抜きに語るのは意味がありませんので、次回は音質について比較してみたいと思います。

コメント

  1. たかにぃ より:

    イヤホンやヘッドホン禁止条例はウォークマンが普及した昭和61年、33年前からです。そして都道府県によって条例詳細が異なるので注意が必要です。

  2. おとーさん より:

    禁止条例自体は、そんなに昔からあるんですね・・・。
    私が住む神奈川県の場合、自動車や自転車で運転に支障が出るほどの大音量で音楽を聴いた場合の罰則が追加されたのが平成23年だそうです。
    神奈川県の警察の対応事例としては、警官が声をかけた時に聞こえているかどうかを1つの判断事由にしている、という話を以前聞きました。そもそもロードバイクの場合、声かけや周囲の自動車、自転車の走行音が聞こえない状態では怖くて走れませんが・・・。
    今回紹介している2つの製品の場合、そもそもそこまで音量上がらないので身の危険を感じたことはありませんが、TPOに応じた慎重な自己判断が必要な領域ですよね。

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