キャップが不要なバルブ(キャップレススピードバルブ)

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ローディーの皆さんは、バルブキャップって使ってますかね?

昨年ドイツにて、そもそもキャップが不要なバルブが開発されました。新たなバルブとして地位を築くことができる製品なのか、ちょっと興味津々。

キャップが不要なバルブが発売(AIGO-TECH キャップレススピードバルブ)

そもそもAIGO-TECHって?

今回紹介する製品を開発しているのは、ドイツのAIGO-TECHという会社。ちょっと面白いと思ったのは、この会社を設立したのがリヒャルド・シュタイフという点。ドイツの有名なテディベアブランドですね。

小さなお子さんがいる家庭であればご存知では?という有名ブランドなのですが、このAIGO-TECHは昔から各種バルブを開発していました。

ですので、特に自転車用品に限ったブランドというわけではないのですが、1920年代以降、車や自転車向けのバルブを開発し続け、今ではワールドワイドな企業に成長しているそうです。

とはいえ、消費者向けの完成品ではないパーツのブランドとなると、普通に自転車に乗っているだけだとあまりピンと来ないブランドであることも事実ですよね。

キャップレススピードバルブ

2024年に開発されたキャップレススピードバルブですが、読んで字の如く、キャップが不要なバルブとなっています。

正直、公式サイトも BtoB向けのサイトになっている為、自転車向けのキャップレススピードバルブについての詳細なスペックは不明なのですが、通常のバルブからバルブコアを取り外し、キャップレススピードバルブを捩じ込むだけな模様。

キャップが不要と言っていますので、空気を入れる際にも、普通の仏式バルブに対応しした空気入れでそのまま充填できると想像されます。

バルブコアはちょっとしたはずみに曲がってしまうこともあるのですが、キャップレススピードバルブはとにかく頑丈とのこと。

どの程度かは不明ですが、通常の仏式バルブと比較して、エアフローも改善している模様。

こちらは自転車向けのバルブとなりますが、自転車だけでなく、自動車用のバルブも開発しており、現在特許出願中だそうです。

昨年から発売が続いている、エアフローを改善する各種バルブはチューブレスタイヤ向けにエアフローを改善し、シーラントの目詰まり防止に効果があることを謳った製品が多いのですが、本製品の位置付けとしては、あくまでも仏式バルブのキャップを不要として使い勝手を上げたもの。ちょっと位置付けは異なるようですね。

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現時点ではキャップレススピードバルブはドイツ国外への販売は行われていないようですので、日本では入手困難となっています。

バルブコアの置き換え、という点ではとてもユーザビリティの高い製品になっていますので、ぜひ日本国内でも取り扱い開始してくれると嬉しいのですが。

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