■ 1年近くの遅延を経てようやくBONX mini が到着


2019年の11月。
わくわくしながら初めてのクラウドファンディングに手を出しました。

それがこちらの BONX mini。





BONX Grip で有名なメーカーさんですね。

紆余曲折ありながら、この度、ようやく製品版が到着しました。
数日遅れのクリスマスプレゼントですね。

途中、「これってクラウドファンディング詐欺なんじゃね?」と疑った時期もありましたが(ごめんなさい)、何とか無事商品が到着。

あー、長かった・・・。
 







1. BONX mini 応募に至る動機

我が家では息子くんが中学生になるタイミングでクロスバイクを購入しました。
昨年はコロナ影響もあり、息子くんとのポタリング回数は激減してしまいましたが、息子くんとのライドでは一つ大きな問題がありました。

走りながらの会話がよく聞き取れないんですね。

基本時に私は前を、息子くんが後ろを走るスタイルなのですが、まー息子くんの声が聞こえないこと。
自宅リビングでも「えっ、今何て?」と聞き返すことが多くなった中年おじさんなのですが、これが自転車に乗りながらだともう顕著なんですよね。


mimi_sumasu_man2


で、自転車界隈では有名な BONX Grip が欲しいなーと指を咥えていたのですが、ペアで買うと結構馬鹿にならないお値段になります。





そんな中、クラウドファンディングで より小型&安価な BONX mini が出たぞ!ということで飛びついたのが2019年の11月頃。

奥様にお願いして、「今年(2019年)のクリスマスプレゼントということで!」ということで了承してもらったのですが、まさかここまで遅れるとは思いませんでしたね。




2. 計4回の遅延を経て、10ヶ月遅れの出荷

コロナ影響だけでなく、バッテリー部材の影響もあり、複数回にわたる遅延を繰り返しました。

ただ、今にして冷静に振り返ってみるとこれらは全て「クラウドファンディングならでは」という側面もある為、「何やっとんじゃい」とカリカリしてはいけないような内容だったんですけどね。

途中はほんと「こりゃ、届かないんじゃね?」と諦めかけましたけど。 



(遅延その1)まずは出荷予定時期が4ヶ月延期

当初は2020年2月〜3月に出荷予定だったのですが、2020年1月にバッテリー問題に起因して、出荷予定時期を遅らせてもらうよ、ごめんね、という案内が来ました。



バッテリーについては、連続BONX通話時間3.5時間という要求水準を満たすために、従来考えていたものではなく、新しいバッテリーを搭載することを決断しました。


この遅延の結果、到着予定時期は6月〜7月に。
うーん、梅雨時かー、届いても息子くんとのサイクリングに実践投入できるのは夏になっちゃうなー、なんて思ってました。 



(遅延その2)更に出荷予定時期が1〜2ヶ月延期に

その後、コロナ影響による出荷遅延連絡が3月に来ました。



新型コロナウイルス感染症の影響によるBONX mini生産遅延についてのご報告です。 当初6-7月のお届けを予定しておりました「BONX mini」ですが、現在発生している新型コロナウイルス感染症の影響により、1~2ヶ月の遅延が発生することが判明致しました。


この段階で出荷予定時期は7〜8月に。
合わせて、クラウンドファンディングの募集期間も延長されることに。

どうせ真夏に息子くん連れ出すのは気が引けますから、実践投入は9月以降だろうし、まぁ仕方ないな、と思っていました。

その後5月には経過報告なる連絡が。 8月末の出荷に向けて頑張っているからね、と。
よしよし頑張れよ、と大らかな気持ちで見守ることに。




(遅延その3)間髪入れず出荷予定時期が1ヶ月延期に

前回の「8月末には出荷するからね」という連絡から約1ヶ月後の6月下旬。 重要なお知らせとやらが飛び込んできました。

  • ごめん、7月から生産開始して、9月下旬には出荷するからね
  • 謝罪の意味も込めて、今なら追加で購入したら40%オフで提供するよ
  • 保証期間は当初1年間だったんだけど、半年に短縮させてね

コロナ影響で遅延するのは致し方ないにしても、保証期間が半年に短縮されたことについては、かなり反響があった模様。

その後その理由に関する説明があったのですが、どうやら製造途中で問題が発生したバッテリーについて、当初予定のものから他社製品に切り替えたわけですが、切り替え後の部材メーカー保証が半年しかなかったことが原因だそうで。

部材の保証期間と最終製品の保証期間を揃えるのはメーカーの基本原則ですから仕方ないとはいえ、この辺りはクラウドファンディングならではのリスクでしょうね。
クラウドファンディング開始時点では最終部材なんて確定してないでしょうから。

この辺りから、だんだん「大らかな気持ち」でいられなくなってきましたね・・・。

保証期間短縮しつつ、40%オフで追加購入、更に資金調達するって夜逃げ直前に資金かき集める行為と重なってしまったんですよね。
こいつらほんと大丈夫なんだろな?と。 



(遅延その4)その後出荷予定時期が未定に

その後7月にはクラウドファンディングの募集期間は無事終了。
最終的には約8000万円、4691人からの募集があったわけですから大したものです。

なんて思ってたら、8月に「9月下旬には出荷できないや、ごめん。いつ出荷できるかはまだ分からんのよ」との連絡が。

この段階で、もう半分くらいは諦めモードに入っていました。
クラウドファンディングのリスクということで、商品届かなかったらその時はその時と割り切るように。

その後8月、9月と活動報告は来るものの、出荷時期に関する言及はなく。
今頃海外逃亡してんじゃねーだろな、とか心がすさんでましたねー・・・。 



(出荷連絡!)遂に年内出荷予定の連絡が

そして10月。
「年内には出荷するように頑張るから、もうちょい待っててね!」との連絡が。

bmini-02


偉い!
よく頑張った!

と過去の猜疑心に満ちた言動をよそに喝采を送りましたね、この時は。

ただ、引き続きコロナで物流はスムーズではありませんでしたから、商品届くのは年明けだろうな、と再びおおらかな気持ちで到着を待つことに。

すると、クリスマスを数日過ぎた年の瀬。


BOXN-01


遂に届きました!



3. BONX mini クイックレビュー

正直年末年始でまだ実践投入は出来ていませんが、少しだけレビューを。


BOXN-05


今回は遅延に関する謝罪の意を込めて、ということで、本来は有償オプションとする予定であった風防が2つ付属していました。




度重なる遅延でご迷惑をおかけしているお詫びとしましても、従来はオプション品として販売する予定だった風防を、無償で二個ずつパッケージに同梱することに致しました。ご案内の通りBONX mini本体には風切り音対策機能はないため、アウトドアアクティビティでBONX miniを使用するためには風防が必要になります。


BOXN-03


自転車で使う場合、どうしても BONX mini のマイク部分に風が当たってしまい会話を妨げる大きな雑音になってしまうわけですが、こちらの風防をつけるだけで大きな効果が見込めるそうで。





何てことない部品ですが、個別に買うのも面倒だなーと思っていましたので、こちらは嬉しい誤算ですね。


BOXN-04


サイズもぴったり。
かなりぴっちりフィットしてますので、走行中に外れることはなさそうです。


気になっていたのがこちら。


BOXN-02



Bluetoothイヤホンなどは、通常は耳のサイズに応じてイヤーピースが数種類同梱されるのが一般的ですが、BONX mini は驚きのワンサイズ。

思わず箱のひっくり返して探してしまいましたよ。

ただ、実際に装着してみると、小さすぎず大きすぎず、あまり違和感もありませんでした。
普段はこの手のイヤーピースは Sサイズか Mサイズを使うことが多いのですが、その場で10回くらいヘッドバンキングする位では外れることもありませんでした。

耳の小さな息子くんに装着してもらったところ、こちらも大きすぎて外れてしまう、といったこともなさそうでした。


BOXN-07


こちら付属の収納ケース。
BONX mini は単体では 3.5時間の持続時間ですが、こちらのケースと合わせると最大18時間使用可能だそうです。

ただ、こちらのケースは使用感はイマイチ。

蓋はスライド式になっています。


BOXN-08


ですが、このスライドの開け閉めはクリック感もあまりない為、開け閉めし易いとはとても言えませんね。


あと、充電時に BONX mini をセットするわけですが。


BOXN-09


こちらも、完全ワイヤレスイヤホンの一部機種にあるような、磁石でスッとセットされるようなギミックもなく、かといって「かっちり」接点にはまるようなジャストサイズになっているわけでもない為、「本当にここに置いて蓋を閉めたら充電されるの?」と不安になります。

この辺りは複数回使用を重ねていかないと良し悪しは言えないポイントでしょうね。


この後、実際に息子くんと家の中で1階と2階に分かれて通話テストを実施してみましたが、通話は至ってクリア。
アプリの使用感もとても良く、この辺りはとってもストレスフリーでした。

あとは息子くんの冬季講習の合間を縫って、実践投入してみるだけですね。
(寒い中走りに行くの嫌がられそうですが・・・)









にほんブログ村 自転車ブログへ
にほんブログ村