■ チューブレスタイヤ(IRC Formula PRO RBCC)をコスミックプロカーボンUSTに取り付けるのに四苦八苦

先日のライドで前輪のタイヤがパンクしてしまいました。
ひとまずショップでパンクした前輪だけ交換してもらいましたが、結果前後輪で異なるタイヤでしばらく走ることに。





しばらくこのままでも良いんじゃない?と思う一方で、思いのほか交換した前輪の IRC Formula PRO RBCC が好印象だったもので、折角なら後輪も交換してその良し悪しをフルに体感してみたくなりました。

先日、お昼の気温が15℃まであがったこともあり、気張ってタイヤを交換することにしました。







1. コスミックプロカーボンUSTからイクシオンプロUSTを取り外す

まず最初のハードル。
今取り付けられているタイヤを外すわけですが、タイヤとホイールの相性によってはこの段階で「外れない」なんてこともあります。

以前使っていたアルミのキシリウムエリートUSTでは、取り外しに苦労することはありませんでしたが、現在使っているカーボンホイールであるコスミックプロカーボンUSTでは、「タイヤ(ビード)が外れない」というブログ記事を見たこともあり、少しびくびくしていました。


結果。


RBCC-01



ビードを取り外すのは簡単でした。
親指の力ですんなり外すことができました。


ただ、その後タイヤを外すには力が要りましたね・・・。
最初、「おいおいタイヤ外れるんかい?」と思ったくらいでしたが、握り込むようにしてぐいっ、と手首を強くひねると取り外すことができました。


RBCC-02


利用開始から丸一年が経過しましたが、そこそこシーラントも残っていましたね。 



2. コスミックプロカーボンUSTにIRC Formula PRO RBCCを取り付ける(片側ビード)

さてここからが今回の山場になります。

最初にIRCの動画を見ておさらい。





ビードの滑りを良くする為に石鹸水を塗布するのが IRC の推奨ではありますが、取り付けに四苦八苦しているうちに手やタイヤが石鹸水まみれになったりすると、逆に滑って取り付けが進まないかも?と考えてしまい、まずは石鹸水を塗布しないでトライしてみることにしました。


まずは片側のビードをはめるわけですが、まずここで壁にぶち当たります。


RBCC-03


ここまでしか辿り着かず・・・。
ハマる気がしない・・・。


IRC の動画では、片側はすんなりはまっていて特にコツがどうのなんて説明もありません。
公式でのチューブレスタイヤの取り付けに関する説明もこんな感じ。




最初にリムとビード部に石けん水を塗布してください(図1)。塗布後、一方のビードをバルブの反対側付近からリムセンターの溝にはめ込んでいき、最後にバルブ付近をはめ込みます。


sc_shot-04



「まず片側ハメてくださいねー」という軽いノリです。
ホンマかい・・・。

ただ、ここの説明でもあるように、ビードをリム底に落とし込むことが重要なわけですが、落ちやすくする為に石鹸水の水膜が効果的ということなんでしょうね。

嵌めた箇所からビードをリム底に落とし込むようにするわけですが、ぐいぐいタイヤをはめこんでいくと最初に入れた箇所のビードがリム底から浮き上がってズレてしまうようで。


sc_shot-03


こちらは IRC の動画から抜粋したイメージ画像ですが、こんな感じでバルブの反対側からハメていくのですが、リム底に落としたビードが動かないように体重をかけながら常にテンションをかけ続け、徐々にバルブに向かってタイヤをハメていきました。

これを3回繰り返し、徐々にハメていき、最後は握り込むように「ぐいっっっっ」と握り込んで、何とか片側をハメることに成功・・・。

えー、ここまでで30分経過しています・笑


まさか片側嵌めるだけでここまで苦労するとは思いもしませんでした・汗

やっぱり石鹸水は MUSTだったかも・・・?



3. コスミックプロカーボンUSTにIRC Formula PRO RBCCを取り付ける(両サイド)

ただ、ここまで来たからには、もう片方のビードについてもチャレンジであります。

まずはぐりぐりともう片方のビードを嵌めていきます。
で、ここまでたどり着きます。


RBCC-04


最初のビードを嵌める時にも痛感しましたが、リム底にビードを落とし込むことがとっっっっても重要なんですね。

公式の説明がこちら。




もう一方のビードをバブルの反対側付近からはめ込みます。このとき最初に入れた側のビードが後から入れる側のビードがリムセンターの溝に入るのを妨げるため(図3)、初めに入れた側のビードを持ち上げ、後から入れる側のビードをリムセンターの溝に落としていきます(図4)。この作業を全周にわたって行い、最後にバルブ付近ではめ込みを完了します。


sc_shot-05



ほほーう。
「バブルの反対側」になってますね(誤植)。

そんな現実逃避的なツッコミはさておき。
この「ビードを入れ替える」に関しては、先程の動画を見るとやり方と「本当に反対側に切り替わっているか」の確認方法がよく分かります。

で、実際にやってみると、なるほどビードが入れ替わっているのがよく分かります。


が。


それだけですんなりはまる気がまっっっっったくしません・汗


ここで石鹸水塗布も考えてみますが、ここまで来るともう関係ないかなー、という思いもあり、ここから先は力技で行ってしまいます。


用意したのがこちら。


IRCのチューブレスタイヤ用のタイヤレバー。


RBCC-07





お次にバイクハンドのタイヤセットペンチ。


RBCC-08





IRCのタイヤレバーはいろいろなブログを読んでもとても好評なようで、これで解決するなら一番と思いつつ、最悪のシナリオに備えてタイヤペンチも用意していました。

ちなみにタイヤペンチも評価は高いようですが、力の入れ方を間違えるとホイールのリムを傷つけることもあるようですので、利用はあくまでも自己責任となります。

で、リム底に落としながら、全体重をかけてぐにぐにとはめていくこと3回。
とてもハマる気配がなく。

加えて、IRCのタイヤレバーを使うにはもう少しタイヤをはめないことにはうまく引っかからない状態でした。


ここからはとても写真など撮っている余裕がなかったもので活字とイメージでお送りします。


sc_shot-06



まずはこの状態で、両端1箇所ずつをタイヤペンチで力技で持ち上げます。
上記はあくまでもイメージ図になりますが、ここまでリムにタイヤが深く被さっている状態だと、IRCのタイヤレバーでは太刀打ちできないんですよね。(うまく溝に引っ掛けられない)

タイヤペンチ使用に際しては、変な角度で力が入ったりしないよう最新の注意を払って作業を行いましたが、幸いなことにリムが凹んだり傷ついたりはしませんでした。


sc_shot-07



で、こんな感じになったところで、IRC のタイヤレバーの登場です。
これくらいの浅さになると、IRC のタイヤレバーの溝にうまく引っ掛けることができ、くいっ、とレバーを起こしてタイヤを嵌めることができました。


理想的には、最初から自力でここまで持ってきて、最後にIRCのタイヤレバーで嵌めるのが良いんでしょうね。
石鹸水を使えばここまで自力で持ってこれたのかな・・・?(イメージ湧きませんが)


ここまではタイヤレバーをフル活用したこともあり、ものの10分程度で完了。

むしろ最初にタイヤの片側を嵌める方が難易度が高かった気がします。


RBCC-05
 



4. ビードを上げる

無事にタイヤも嵌まりましたので、空気を入れてビードを上げる必要があります。
IRC Formula PRO RBCCは昨年リニューアルされましたが、先代に比べると取り付け易くなり、ビードも上がり易くなったという評価が多いようです。

マビックのコスミックプロカーボンUSTは比較的「取り付けに苦労する」という評価が多かったので覚悟はしていましたが、ビード上げに苦労したという話は聞いたことがなかったので、あまり心配はしていませんでした。


hirame-23


ヒラメポンプに換装したトピークのジョーブロープロXで一気にポンピング!!


ぷしゅーーーーーっっっ!!!


盛大に空気が漏れて入りません・・・。

慌てて確認すると、バルブの根元をタイヤがきちんと覆っていませんでした・汗
初歩的なミスですね。

ぱちん、とタイヤをバルブに被せて再度ポンピング。

手を止めるとゆっくりと空気が抜けますが、しゃかしゃかポンピングを続けるとどんどん膨らんでいき、かなり大きめな乾いた「パキッ」「ピキッ」という音がしてビードが上がっていきました。

キシリウムエリートUSTにイクシオンプロUSTタイヤを嵌めた時には、ビードが上がる音があまりしなかったので不安になったものですが、コスミックプロカーボンUSTとIRC Formula PRO RBCC の組み合わせではかなーり大きな音がしてビードが上がります。

ビードがきちんと上がっているのを実感できました。

念の為リムラインがきちんと出ていることを確認して終了。




4. シーラントを注入

最後にシーラントの注入です。

ちなみにIRC Formula PRO RBCCはチューブレスタイヤになりますので、機密性を保つ観点からはシーラントはなくても良いはずです。

ただ、出先で異物を踏んで穴が空いた時、穴の大きさがほどほどであればシーラントの効果は絶大ですので、穴が空いた時用ということでシーラントを入れておくことにします。


先ほど入れた空気を一度抜き、シーラントを注入します。

ホイール購入時に付属してきたマビックのシーラント注入用のインジェクターがあるのですが、ホース先端を確実に固定することができず、注入時にホースが外れてシーラントが飛び散った悲惨な経験があったことから、今回は確実に固定できるインジェクターを購入。


RBCC-09


シーラントは大きなボトルで購入した方がお得なのですが、経年で固まったりする為、今回は使い切り前提で小さなボトルにしました。








では早速注入していきます。

まずはバルブコアを外します。


RBCC-10


で、今回購入したインジェクターですが、こちらも先端に溝が切ってあります。


RBCC-11


バルブにくるくる回して取り付けるとこんな感じに。


RBCC-12


これでインジェクターを押し込んだ時に先端が外れる恐怖から解放されました。


RBCC-13


あとはシーラントを注入するだけ。

注入後は再度空気を入れ、ぐるぐる回してシーラントをタイヤ全体に行き渡らせるようにし、その後ローラー台を30分くらい回して完了。


結局、シーラント注入まででトータル80分かかりました。
タイヤ交換は、1日に1つまでですねー。前輪後輪、両方を一気に終わらせるだけのテクニックはまだ私にはなさそうです。

次回もIRCのタイヤを使う場合には、石鹸水をきちんと塗布してトライしてみましょうかね。


最後におまけ。


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「さあ乗りに行くぞ!」


こんなさり気ない遊び心があるメーカーは、個人的に好きなので応援したくなりますね。

これで晴れて前後輪ともに IRC Formula PRO RBCC のチューブレスタイヤになりましたので、しばらく乗り込んでみたところで改めてインプレなどしてみようかと思います。








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