まさに「怪我の功名」というお話なのですが、正直「お前何言ってんの?」というお話ですよね。
でも、本当なんです。
気づけばロードバイクに乗り始めて5年が経過していますので、昔に比べれば「回すペダリング」は少しは上手になったかな、と思っていました。
ただ最近になって、「気になっていただけかも」という出来事がありまして、今回はその辺りをご紹介させて頂きたいと思います。
出来た気になっていた回すペダリング(怪我の功名)
1. ただ「回せるようになっただけ」のペダリング
実際のところはある程度回せるようになっていたとは思うのですが、これまで私は「回すペダリング」と「踏むペダリング」を明確に分けていました。
- 平坦路では回すペダリング
- 上り坂では踏むペダリング
それは何故か?
回すペダリングだとパワーを上げることができなかったんですね。
上り坂でくるくる回すと、FTPの1.2倍くらいまではパワーを出すことができるのですが、それ以上出力を上げようとすると、どうしても「踏むペダリング」になっていました。
で、これまで私は「そんなもんでしょ」「回すペダリングだと、私の脚力だとそんなに出力上がらないでしょ」と思い込んでいました。
2. 怪我をしたことで「力を入れること」ではなく「脱力する」ことを強く意識
昨年から始めたジョギングも、気づけば丸一年継続することができています。
平均すると、週3回くらいは走っているのですが、先日のコロナワクチン接種を境に、走る頻度が落ちた時期がありました。
副反応も収まり、再び走り始めた時に、ブランクがあるにも関わらずそれ以前と同じようなペースで走ってしまった際に、ちょっとした段差で強く着地することになってしまい、右足の膝裏を軽く痛めてしまいました。
久しぶりのジョギングが楽しくて調子に乗ってしまったんですね・・・汗
その後、スロージョギング程度であれば痛みが出ることもなくジョギングできるようになったのですが、無理してこれ以上膝を痛めたくないということで、少しジョギングはお休み。
代わりと言っては何ですが、ロードバイクには良い季節になってきましたので、ライドに出かける回数が増えました。
ただ、膝に違和感がある状況ですので、とにかく膝に力を入れないよう、特に膝から下は脱力することを心がけ、「踏むペダリング」は完全に封印。
とにかくペダルを回すことを心がけました。
平坦基調ななライドだと特にそれで問題もなく、気持ちよく走り続けることができました。
100km走っても膝の違和感が悪化することもなく。
無理してトルクをかけた走りをしないこともあり、スタミナ面でも無理なく走り切ることができ、ライド後や翌日も疲労が残らず良いことづくめでした。
3. 丹田に力を入れることの重要さに気づく
膝に力を入れない走り方がすっかり気に入ってしまい、そのままの勢いでアップダウンの多いライドに出かけることに。
すると当然、上り坂ではくるくる回すだけでは出力が上がりません。
そう言えば回すペダリングでは「丹田に力を込める」という話があったな、と思い出し、下っ腹に「ぐぐっ」と力を入れてペダルを回します。
するとあら不思議。
FTPの1.5倍くらいまでなら自然とパワーが上がるではありませんか。
それでいて膝への負担はあまりなく、膝から下は脱力した状態をキープできています。
ただ、「丹田に力を入れる」ことに慣れていない為、1分も経つと腹筋(?)の疲労感が強く、途端にケイデンスが落ちてしまいました。
これは新しい発見でした。
丹田に力を入れ続けることができれば、くるくる回すペダリングでも十分に出力を上げることができるんですね。
そこでここ1年を振り返って合点が行きました。
- 私のような痩せ型、筋肉少なめローディーの場合、そもそも体幹がしっかりしていない為、これまでは「丹田に力を入れる」ということがそもそもできていなかった
- ジョギングを1年続けた成果として、(少しだけ)体幹が強化され、しっかりと丹田に力を込めることができるように
おそらく、これまでは力を入れようにもそもそも筋肉が十分についてなかったんでしょうね・・・。
とはいえ、まだまだ十分な筋肉がついているわけでもなく、この走り方ができるのは1分程度まで。
せいぜい200〜300m程度の上り坂にしか通用しません。
長い上りでは、途中休む立ち漕ぎを織り交ぜるとか、そもそももっと体幹を鍛えるとかしないとダメそうですから、今のままではまだまだ峠道には通用しませんね。
なんて思っていたら、有名ブログのサイクルガジェットさんにもペダリングの話が。
私の場合、上半身の脱力とか、まだまだできていないことは多いので「上達した」と言ってもひよっこの域を出ていませんね・汗
まだまだ努力が必要そうです。
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