ロードバイクでは補給食ってとても大切ですよね。
乗り始めの頃はそんなこと考えず、補給食も持たずにコンビニもないサイクリングロードを延々と走ってハンガーノックを起こしかけたこともありました・汗
そんな苦い体験を経て、必ず補給食を持って出かけるようになりました。
定番どころは色々と試してきたような気がします。
今回、新たにこれまた定番のSiS(サイエンスインスポーツ)を購入してみたので、その辺りを書いていきたいと思います。
って記事を書いていたら、日本サイト閉鎖することになったのですね・・・。
最後の閉店(?)セールではないですが、割引セールを実施しているようですので、逆に今が買い時かもしれません。
SiS GO Energy ベイク(バナナ味)比較レビュー
1. 個人的な補給食(固形)の定番(バランスオンminiケーキ)
ちなみに、固形タイプの補給食に関しては、ここ最近はずっとバランスオンminiケーキを食べていました。
これもローディー界隈では定番の補給食ですよね。
小ぶりなのに、一つ食べると100kcal。計算もし易いですし、何よりも味が良い。
固形タイプだと「ぱさぱさ」していて、口の中の水分を全部持っていかれるものが多い中、バランスオンminiケーキは程よくしっとりしていて、水分なしでも食べ易いのもありがたいです。
ま、しっとりしていると言っても、食べ終わった後は水が飲みたくなりますけどね。
一つ食べ切るまで、水を口にしなくても食べ切れる、という点が重要かと思います。
日によっては2つ、3つと食べることがあるのですが、そうなると少しかさばるかなー、と思っていたところ、今回購入した SiS GO Energy ベイクを発見。購入することになりました。
今回はバランスオンminiケーキと比較していきたいと思います。
2. 成分量を比較
どかんと1ケースで12個入り。
GO Energy ベイクの売り文句がこちら。
GO Energy Bakeは、エネルギーバーに科学的アプローチを採用し、ソフトフィルドベイクで30グラムの炭水化物を提供します。各ベイクには、10gのフルクトースを提供するフルーツセンターがあります。
パフォーマンスをサポートし、運動の要求を満たすために、長時間の持久力イベントの燃料補給量は、1時間あたり60〜90gの炭水化物として推奨されます。 Science in Sport GO Energy Bakeは、Science in Sport GO Rangeの他の製品とともに、これらの要求を満たすために使用できます。独特の柔らかな焼きたての食感は、炭水化物燃料のすべてのパフォーマンス上の利点とともに、食べやすいオプションを提供します。
運動中に炭水化物を枯渇させることは、倦怠感の主な原因の1つです。運動中に炭水化物を補給することは、パフォーマンス、レース時間を改善し、疲労の開始を遅らせることが知られています。研究によると、ジェル、ドリンク、バーの炭水化物はすべて同じような割合で利用できるため、SiS GO Energy Bakeは、運動中に食べる消化しやすい炭水化物の代替品です。
なるほど。
「こだわってるんだぜ」感はしっかり伝わってきますね。
ちなみにバランスオンminiケーキは「手軽に栄養補給」を売り文句にしていますので、ここまでスポーツシーンを意識した商品ではありません。
その辺りを踏まえつつ、ここ最近食べまくってきたバランスオンminiケーキと比較してみましょう。
GOエナジーベイク | バランスオンminiケーキ | |
内容量 | 50g | 23g |
エネルギー | 190kcal | 100kcal |
炭水化物(うち糖質) | 30g(11g) | 14.3g(13.2g) |
脂質 | 5g | 4.5g |
たんぱく質 | 3.5g | 1.1g |
違いはざっとこんな感じでしょうか?
- カロリーだけ考えれば、GOエナジーベイク1つとバランスオンminiケーキ2つがほぼ同じ。厳密にはバランスオンminiケーキ2つ(46g)でGOエナジーベイク(50g)よりも10kcal多く摂取できるので、カロリー効率だけ考えたらバランスオンminiケーキの勝ち
- 炭水化物量はGOエナジーベイクの勝ち。但し、GOエナジーベイクの方が低糖質となっています。GOエナジーベイク1つ食べても、バランスオンminiケーキの方が糖質量が多いことになりますので、エネルギー源としてみると、バランスオンminiケーキの方が優秀ということに。これは意外。血糖値気になるんです、という人や繊維質沢山取りたいんです、という人はGOエナジーベイクが良いのですが、補給食に求める要素からしたら、実はバランスオンminiケーキって優秀!?
- GOエナジーベイクの方が低脂質、高たんぱく。この辺りは「筋肉こそ正義」というスポーツマンには訴求しそうです
こうやって比較してみると、「スポーツトレーニングなんです」という人にはGOエナジーベイクが合っていそうですが、ロングライドで「とにかくエネルギーを!」という人にはバランスオンminiケーキの方が合っていそうです。
ちなみにバランスオンminiケーキは、各種ビタミン類も豊富に含まれていますので、健康食品としても優秀ですね。
3. 大きさを比較
それなら、私のように「とにかく効率よくエネルギー補給したい!」というローディーにはバランスオンminiケーキ一択かな、と思ったのですが、もう一つ外せない要素がありました。
それは「大きさ」「かさばり具合」なんですね。
重量だけ考えると、GOエナジーベイク1つとバランスオンminiケーキ2つがほぼ同じですので、「変わらないのでは?」と思ったのですが、実際には包装もあることから、かさばり具合には違いがありました。
並べるとこんな感じ。
ライドポーチへの収まり具合で比較してみましょう。
ちなみにライドポーチは我が家で一番大きなバイシクルクラブ謹製ポーチ。
まずはGOエナジーベイク。
バランスオンminiケーキ2つ。
厚みはバランスオンminiケーキが薄くて良いのですが、意外とライドポーチへの収まり具合を考えると、他の補給食や粉末飲料の予備を入れることを考えると、バランスオンminiケーキはたくさん持ち歩くには微妙なサイズ感。
ちなみに、最近再び使い始めたドイターエナジーバッグへの収まり具合はこんな感じ。
3つ収納可能でした。
ちょっとぴっちり感が出ますが・汗
ライドポーチに3つは入れづらいことを考えると、やはりエナジーバッグって補給食の携行には最適なサイズ感ですよね。
ここ最近、個人的には再評価、めっちゃ愛用しています。
4. 実食レビュー
では肝心の味は?という話。
舶来品の補給食って、「健康」や「効率性」を売りにしているものが多いのですが、正直味はイマイチ、というものが多いんですよね・・・。
一時期食べまくっていたクリフバーも、「おいしい」のではなく「まずくはない」という味でしたし。
それだけ食べている時はそこまで気にならないのですが、ふと国内で普通に発売されている inバーとか一本満足バーを食べてしまうと、その味の違い、食べやすさの差に愕然とするんですよね。
その点、バランスオンminiケーキはとっっっっっても優秀。
- 味はまんまチーズケーキ。個人的にケースで好きなものは何?と聞かれたら「チーズケーキ!」と答える人なので、とにかくこの味はどストライク
- 適度なしっとり感で、食べ切るまで水分なくても問題なし(食べ切った後には水分欲しくなます)
- 一回のライドで3本くらいまでなら飽きることなく食べられる
- 普段のおやつに食べても良いくらい味は好き
と個人的な評価はこんな感じ。
とにかく文句のつけようがありませんでした。
GOエナジーベイクについては、こんな評価となりました。
- 味はバナナ。ただ、海外製品によくあるような「やけに人工的なバナナ味」という感じはなく、比較的自然な味で食べ易い
- 食感は、少し皮が硬めなおまんじゅう、といった感じ。ここで言うおまんじゅうというのは、温泉まんじゅう的なものではなく、博多とおりもんだったり、ひよこだったり、その辺りのジャンルが近いです。外の皮は「しっとり」というよりは「かっちり」した感じ。対して中の餡はしっとりしていて、バランスオンminiケーキの食感に近いものがあり、とても食べ易いです
- 餡の中心には粘り気のあるフルーツ的なものが入っていますが、これも不自然な甘さがあったりするわけでなく、食べ易いです
- 分量はバランスオンminiケーキの倍ありますので、食べている途中で水分が欲しくなります。ただ、単に分量が多いからであって、「水分の持っていかれ感」に関しては、バランスオンminiケーキとほとんど変わりないと思います
バランスオンminiケーキを100点とすると、SiS Go エナジーベイク(バナナ味)は85点くらいですかね?
どちらが美味しい?と聞かれたら、バランスオンminiケーキですし、どちらがおすすめ?と聞かれたら、やはりバランスオンminiケーキ、と答えると思います。
ただ、「バランスオンminiケーキばかりだと飽きてきたな」とか「今度長距離走るから、もう少しかさばらずに補給食携行したい」という場合には、第2の選択肢としてはめっっっっちゃおすすめです。
国内公式サイトも閉鎖となりますし、若干購入し辛い環境となってしまいますが、Wiggleで買えば(値引きのタイミング次第ではありますが)1つ160円くらいで購入できますので、そこまでお高くもないかな、と思います。
Wiggle で買い物をする際に、一度合わせ買いしてみてはいかがでしょうか。
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