【製品レビュー】AZパワーゾル(Blcc-006)& AZチェーンディグリーザー(A1-008)

この記事は約7分で読めます。

ロードバイクに乗っていると欠かせないものが、定期的なメンテナンス。
いつだってショップにお任せ!とか言えるだけの稼ぎがあれば良いのですが、そこはできるだけ節約したいもの。
チェーン清掃くらい自分でやらなきゃ、ということで一番最初に覚えたメンテナンスでもあります。

各社各様の製品が出ている中、水あり洗浄、水なし洗浄と色々試してきましたが、そんな中で一番感動した製品が AZパワーゾルでした。

メンテナンス用品はワコーズも愛用していますが、チェーンクリーナーに関してはAZ の方が洗浄力、コスパともに上な気がしています。

2年半前に購入した4本セットの AZパワーゾル。先日遂に最後の一本を使い切りましたので、今回はスプレータイプではない AZパワーゾルを購入してみました。

AZパワーゾル、AZチェーンディグリーザーを使ってチェーンの汚れを徹底洗浄

1. AZパワーゾル(MCC-002)のメリット・デメリット

これまで2年半使ってきた AZパワーゾル。
公式による商品説明がこちら。

 

 

水洗い不要のバイク用チェーンクリーナー。逆さ噴射可能。ブラシ付ゴム、プラスチックにも使用でき、Oリングを傷めず、シールチェーンの洗浄にも安心してお使いいただけます。遅乾タイプなので、チェーンの汚れをじっくり分解します。
また、浸透性が高く、チェーンの隙間にも入り込んで、汚れを溶かして落とします。低臭タイプで作業もはかどります。炭酸ガスの力で、汚れを強力に吹き飛ばし、きれいさっぱり落とします。

 

基本的にここに書いてある通りなのですが、自分なりに良いと思った点、イマイチだった点を振り返ってみたいと思います。

 

【PROS(良い点)】

・プラスチックにも使用可能なので、気楽に噴射可能

・遅乾タイプなので、じっくり汚れ落としできる

・ブラシが付属するのが地味に嬉しい

・とにかく強力な洗浄力

 

【CONS(イマイチな点)】

・チェーンに直接吹きかけると汚れが周囲に飛び散って大変

・結局チェーンを取り外すならスプレータイプでなくても良かった

・チェーンを徹底洗浄するなら、水洗い不要とはいかない

 

とにかく高い洗浄力には助けられました。
ただ、私は基本的に自宅の庭で作業をすることが多いのですが、チェーンに直接吹きかけて汚れを吹き飛ばしてしまうと、庭中に真っ黒なオイル汚れが飛び散ることになってしまいます。
これは奥様から激しく怒られてしまう事案ですね。

face_angry_woman5

その為、結局チェーンはミッシングリンクを使って、毎回洗浄の度に取り外していました。

その後AZパワーゾルを吹き付けていたのですが、そうなるとスプレーを噴射するタイプである必要はないんですよね。
作業性としてはスプレータイプはやり易いのですが、少なくとも「炭酸ガスで勢いよく吹き付ける」タイプである必要はないことになります。

また、水洗い不要と謳っていますが、本当にAZパワーゾルだけで汚れを落とし切ろうとすると、それなりの量と時間がかかってしまいます。
一度試した際には、ボトルに入れて噴射、シェイクしては拭き上げる、これを繰り返すこと7回必要でした。

もっとつけ置きすれば、吹き付ける回数は少なく済みそうでしたが、スプレータイプだとつけ置きには向かないんですよね。

2. 自分なりのチェーン洗浄方法

そんなこともあり、自分なりに辿り着いたチェーン清掃プロセスがこちら。

  1. チェーンはミッシングリンクを使用。毎回取り外して洗浄
  2. ステンレストレイにチェーンを入れて、AZパワーゾルを吹き付けてしばらく放置。汚れを浮かせてから付属のブラシでごしごし。汚れが本当にひどい時にはつけ置きできるくらいの量を使用。wsh-03
  3. 汚れを拭き取った後、ボトルに水と台所用中性洗剤をいれ、チェーンを放り込んでシェイクsquirt2-05
  4. チェーンを取り出して、台所用中性洗剤を垂らしてブラシでゴシゴシ
  5. 水でゆすぐ。まだ汚れが残っていたら 4. へ戻る


その時々のチェーンの汚れ具合だったり、使っているチェーンルブによって違いは出ますが、4-5 のプロセスを何回か繰り返すと、そりゃもうチェーンはピカピカになります。

squirt2-09

3. AZパワーゾル(Blcc-006)& AZトリガー式スプレー

この洗浄プロセスだと、スプレータイプである必要はないよね、ということで、今回は液体タイプのAZパワーゾルを購入することに決定。
潤滑剤は自分の好きなものを使いたいので、潤滑剤が含まれていないものということで、Blcc-006を購入。

公式の売り文句がこちら。

 

 

潤滑剤分が入っていないタイプで、油分を強力に除去するため、お好みの潤滑剤の走り心地をお楽しみいただけます。
汚れをじっくり浮き上がらせる遅乾タイプ。
優れた洗浄力、脱脂力でチェーンに付着した頑固な油汚れを強力に溶解して落とします。
水洗いも不要で、手軽にご使用いただけます。
別売りのAZチェーン洗浄器やAZ溶剤対応トリガー式スプレー、チェーン洗浄ボトルなどをご使用いただくと、作業効率がさらにUP!!

 

汚れがひどい時には、ステンレストレイでドブ漬けすれば良いのですが、そこまで汚れがひどくない時は、缶に入ったままでは使いづらいことから、AZ専用のスプレーボトルも併せて購入しました。

百均とかでも良いかな?という考えもよぎりましたが、溶剤対応の方が安全ということで、今回は純正品を購入。

AZ-02

早速スプレーボトルに移してみます。

AZ-04

移し替え用の注ぎ口が付属していますが、移し替えていると嵌合部分から液が垂れてきました・・・。

もうちょいきつく嵌めるタイプでも良いのでは。

AZ-05

ただ、ボトル丈夫が液だれし難い形状になってる為、ボトル側面には垂れず。
この辺りはさすが、よく考えられてますねー。素晴らしいです。

専用ボトルも作りはしっかりしています。

AZ-08

ワイド噴射。

AZ-09

直流噴射と使い分けが可能。

AZ-07

実際に吹き付けて。

AZ-10

ごしごし洗浄。

AZ-11

表面の汚れはあらかた取れますが、リンク内部の汚れは残っていそうな雰囲気。
ただ、スプレーで必要な分だけピンポイントで吹き付けますので、この使い方だと2年半どころかもっとながーーーーーく使えそうな気がします。

時々はケチらずにドブ漬けしてしまって良さそうですね。

浮き上がった汚れを拭き取ってから、中性洗剤で洗い流します。

AZ-12

ちなみにこちらのクリアボトルですが、むかーーーし、息子くんがカブトムシの幼虫を大量にもらってきたことがありまして、その孵化の為にホームセンターで購入したものとなります。

これが、厚みがあって広口、チェーン洗浄にとても使い易いんですよね。
昆虫孵化用の容器をこんな使い方してる人も、そうそういないとは思いますが・・・。

水の中に中性洗剤をひと垂らし、チェーンを放り込みます。

AZ-13

で、ぐるぐるシェイク。

AZ-14

えげつない汚れが出てきました・・・。
やはり、AZパワーゾルの洗浄力は超強力ですね。

4. AZチェーンディグリーザー(A1-008)

以前なら、この後中性洗剤を使ってブラシでゴシゴシしていたのですが、今回は更にAZ の専用品を投入します。

AZ-15

公式の謳い文句がこちら。

 

 

自転車用水溶性チェーンクリーナー。

環境にやさしい植物系洗剤使用。
高浸透タイプなのでチェーンの奥深くまで浸透し、チェーンの隙間の汚れを強力に落とします。
防錆剤配合で、洗浄後のチェーンのサビを防ぎます。

 

 

中性洗剤でも問題はなかったのですが、「環境にやさしい」とか「防錆剤配合」という売り文句にやられて、ついつい購入してしまいました。

早速使ってみます。

AZ-16

チェーンに吹き付け。

AZ-17

ブラシでごしごし。
表面は綺麗になっているのですが、やはりリンク内部から汚れが浮き上がってきます。

AZ-18

ボトルに入れてシェイク。
汚れを洗い流します。

今回は汚れがひどかったこともあり、この工程を2回ほど繰り返しました。

AZ-19

できあがりがこちら。

AZ-20

かれこれ5000kmくらい走っている気がしますが、まだ伸びは出ていないんですよね・・・。
チェーン表面もだいぶ傷ついてきましたし、ぼちぼち新品交換しても良いかもです。
チェーンが伸び辛いというのは、脚力ないローディーの唯一のメリットかもです・汗

今回はチェーン洗浄グッズを総入れ替えしてみましたが、この使い方だとほんとながーーーーーく使えそうな気がしています。

車体に取り付けたまま洗浄するならスプレータイプが便利ですが、私のように毎回外してきっちり洗浄したいぞ、という方には液体タイプのAZパワーゾルがおすすめですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました