春秋用のグローブは、パールイズミの15℃帯のグローブを愛用してきました。
さすがにもう6年近く使ってきてヘタってきましたので、昨年の秋、ちょっと奮発してカステリの Perfetto Light グローブを購入。
ただ、さすがはパールイズミさん。
汚れも出てきましたし、色も褪せてきてはいますが、縫製がダメになることもなく、外観さえ気にしなければまだまだ使える状態ではあります。
春秋と使ってみましたので、レビューをまとめてみたいと思います。
■ カステリ Perfetto Light グローブ
目次
1. 製品仕様
2. カステリ Perfetto Light グローブ レビュー
(1) 外観
(2) 重量
(3) 着脱のしやすさ
(4) 防風性
(5) 保温性
(6) グリップ性
(7) タッチスクリーン対応
1. 製品仕様
2. カステリ Perfetto Light グローブ レビュー
(1) 外観
(2) 重量
(3) 着脱のしやすさ
(4) 防風性
(5) 保温性
(6) グリップ性
(7) タッチスクリーン対応
1. 製品仕様
カステリ Perfetto Light グローブは、対応気温帯が 8〜14℃となっており、日本だと11月と3月が最低気温〜最高気温のレンジに入ってくる製品となっています。公式の製品説明がこちら。
軽量トレーニンググローブの決定版。防風性、手のラインに沿ってなじむフィット感に加え、小さく簡単に折り畳めるのも他のペルフェットシリーズにはない魅力。
そこまで低い気温帯に対応しているわけではないのですが、ゴアテックスインフィニウムを採用しており、防風グローブとなっています。
とても軽量でフィット感も高いグローブに仕上がっています。
2. カステリ Perfetto Light グローブ レビュー
カステリ公式が謳う製品の特徴がこちら。- 防風・耐水能力の高いゴアテックス伸縮INFINIUM™️WINDSTOPPER®️。
- 裏地の起毛フリースはなく、軽さと操作性の高さに特化。
- 手のひらの中枢神経を保護する減衰振動システム(CDS)が振動による疲れを感じさせない。
- 耐久性があり、耐寒性にも優れたネオプレーン素材を手首に。着脱も簡単。
- グリップ力を高めたシリコン素材を手のひらに。
- 安全性を高める反射素材。
ゴアテックスのインフィニウムは防水ではないのですが、ある程度の水は弾いてくれますので、「耐水能力が高い」という言い方になっています。
さてさて、謳い文句はどこまでその通りなのか見ていきたいと思います。
(1) 外観

サイズはSサイズ。
私は手が小さめなのですが、カステリに関しては Sサイズがどんぴしゃでした。
(2) 重量
重量ですが、カステリ公式だと88gとなっています。実際に測ってみます。

ちょっと反射で見づらいですが、左右合わせて 47.8g。
公式のはLサイズとかでしょうか・・・?
かなり軽いです。
参考までに、今まで使っていたパールイズミのグローブ。

55.8g。
こちらも重さを感じたことはなかったのですが、カステリの方がかなり軽いですね。
(3) 着脱のしやすさ
着脱のしやすさですが、手首にベルクロがあるタイプではありませんので、ぐいっ、と手を押し込むタイプとなります。
手首部分も、そこまで伸縮性が高いものではないため、ちょっと力をこめないと着脱できないタイプになりますので、そこまで着脱がし易いグローブではないですね。

ただ、その分手首はぴったりフィットしてくれますので、冷気の侵入はありません。
この辺りは何を優先するか次第ですね。

こちらが今まで使っていたパールイズミのグローブ。
着脱がしやすいように、手首がラッパのように広がるタイプでしたので、着脱はしやすかったのですが、朝夕で空気が冷たい時間帯には地味に冷気が侵入してくれることがありましたので、個人的にはカステリの方が好みではあります。
ただ、公式は「着脱も簡単」と言っていますが、正直そこまで着脱はしやすくありません。
(4) 防風性
防風性は、さすがゴアテックス。かなりしっかり風の侵入を防いでくれます。
春秋のグローブに防風性は必要なのか?と最初は懐疑的だったのですが、朝夕の空気が冷たい時間帯でも着用できますので、朝と昼の気温差が大きい季節にはとても便利な機能だと思います。
(5) 保温性

裏地は起毛タイプではありませんので、保温性は高くありません。
防風仕様となっている為、外からの冷気の侵入を防ぐことでグローブ内を一定の気温に保つことができますが、外気温が一定以下になるとすぐに手がかじかんできます。
冬場にどこまで耐えられるか?ということで、6〜7℃の気温で使ってみましたが、ライド中だとものの数分でグローブ内の手がかじかんでしまいました。
公式には8℃以上となっていますが、強度の高い乗り方をしない場合、8〜9℃だと少し寒さを感じましたね。
無理ということはないのですが、個人的には10℃以上くらいで使うのが良いかな、という印象です。
以下に個人的な対応可能気温帯をまとめてみましたが、春であれば3月、4月が丁度よく、秋てであれば10月から11月といったところでしょうか。
また、公式では14℃までとなっていますが、透湿性も高い為、それ以上の気温でもグローブ内が汗びっしょり、みたいな話にもならず、個人的には20℃くらいまではいけそうかな?と感じています。

(6) グリップ性
非常にフィット感が高い為、コントロールレバーの操作などで難儀することは全くありません。
人差し指と中指に縦に走るラインがあるのですが、こちら滑り止め素材となっていますので、ブラケットをグリップしている時もすべりにくいですし、ドリンクボトルを取り出す時にも適度な抵抗があって非常にドリンクが飲み易いです。
カステリは全体的にフィット感が高い為、強くグリップした時、軽く握った状態、どんな時でもハンドル上でグローブの中の手がズレることはありません。
今まで使っていたパールイズミのグローブは、サイズ感は丁度良かったのですが、カステリと比べてみるとフィット感は大分違いがあります。

パールイズミだと、強く握り込んだ時にグローブの中で若干手が「遊ぶ」感覚があったんですよね。
それならサイズダウンすれば?という話ではありますが、Sサイズだと指の長さが合わないこともあり。
この辺りは製品の位置付け(高いフィット感を優先するのか、付け心地含めたトータルでの適度なフィット感を優先するのか)により狙う方向が違うので、一概に良し悪しは語れませんが。
グリップ性が高いグローブは、反面振動吸収性が低い傾向にありますが、思いの外手のひらの振動吸収性は高かったです。

そこまで厚みのある資材ではないのですが、公式の「手のひらの中枢神経を保護する減衰振動システム(CDS)が振動による疲れを感じさせない」というのは、あながち誇大表現ではないな、と感じています。
100kmくらいまでなら、特にこのグローブで問題は感じないですね。それ以上のロングになると、もうちょいクッション性は欲しくなりそうですが。
(7) タッチスクリーン対応
今時は基本的にタッチスクリーン対応はデフォルトですよね。
親指と、

人差し指がタッチスクリーン対応となっています。
感度も高く、適度な抵抗感がある為、スマホやガーミンの画面操作はやり易く、誤操作、反応しないといった問題は全くありませんでした。
最近お気に入りの Cleer ARC ワイヤレスイヤホンのタッチ操作も、人差し指で問題なく反応してくれます。
春秋は朝晩と昼の気温差が高かったり、日によって寒いもあれば暑いもあったりと、グローブの選択に悩むことが多かったのですが、カステリの Perfetto Ligth グローブは、高い防風性と透湿性により、日本の春秋にとてもぴったりなグローブだな、と感じています。
フィット感も高く、スマホ操作にも難を感じることもない為、春秋のグローブ選びからは一発で解放された気分です。
ちょっとお値段張りますが、かなりおすすめのグローブですね。

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コメント
コメント一覧 (4)
Gore Wearの同じINFINIUMを用いたライトグローブ(44g)と併用しています。
深夜走行をしない場合、最低温度時間帯は走らないので、11月~2月までと、春夏の雨の日に使っています。(WindstopperとGoreTexの違いはメンブレンより縫い目にあるので、生地は防水、縫い目から浸水)
真冬の朝は厳しいですが、ほんと春秋や冬との季節の変わり目にはぴったりのグローブだと思います。
何より、フィット感が抜群でストレスがないのが良いですね。
なるほど。体が温まってくれば、というのはありそうですね。
ほんと「ゴム手袋の様な」というのは、言い得て妙ですね・笑