先日納車された新しいロードバイク。
実は、フレームオーダーの際にこだわった点が一つあります。

アピデュラレーシングサドルパックが取り付けられること。

それだけ、このサドルバッグにぞっこん惚れこんでおります。

 





■ サドルバッグ取り付けの為にトップチューブを微調整



1. シートポストの突き出しを確保する為に微スローピングに

ケルビムさんでフレームオーダーする際に、折角のクロモリフレームだからトップチューブは水平(ホリゾンタル)にするつもりでいました。

クロモリフレームといったらホリゾンタルフレームが正義!みたいな風潮もありますよね。

ですが、その時に店頭にある同じようなサイズ感のフレームなどを参考に会話させて頂いたところ、完全にホリゾンタルにしてしまうと、シートポストの突き出しが少なくなり、サドルバッグによってはブレーキキャリパーに干渉する可能性がある、ということでした。

実際の取り付け写真を見ていただくと分かるのですが、アピデュラレーシングサドルパックは、地面に対して水平に取り付けるタイプではなく、エアロ性能を高める為にシートポストに沿うように縦に長い取り付けタイプなんですね。



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正直乗っている時にはあまり体感することはないですが、この形状によりエアロ性能が高まっているそうですが、それ以上に、スタンディングで車体を左右に振った時にサドルバッグがフレームにぴったりフィットしている為、サドルバッグの重さを感じ辛いという点が気に入っています。

サドルバッグとしてもとても軽量(194g)でいて、容量も5Lと十分。
容量が少ない時でもロールアップするとコンパクトにできますので、これ一つで万能にこなせる点も気に入っています。





このサドルバッグを取り付けられるギリギリを攻めた結果、微スローピングなフレームになりました。


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おそらく、ロードバイクに乗っている人であれば「ホリゾンタルではないですね」と気づくと思いますが、我が家の奥様に言わせると「水平でしょ?」とのことですので、ほんとローディーならではのこだわりなんですけどね・・・。
 



2. サドルバッグをできるだけ「深く」とりつける滑り止め

但し、この新しいフレームにアピデュラのサドルバッグを取り付ける為には、ギリギリまでサドルレールの後ろ側に取り付ける必要があります。

どんなにきつくベルトを締め上げても、ライド中の衝撃で少しずつサドルレールを滑ってサドルバッグが下に下がってきてしまいますので、今回はサドルバッグを安定させる為の一工夫を凝らすことにします。


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これが、サドルレールの一番後ろ側に取り付けた状態。
すでに滑り止めがあるのですが、分かりづらいですかね。


こちらです。


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サドルレールに黒いものが巻かれているのが分かるでしょうか?

個人的「超汎用品」である、ブチルゴムテープ。

ホイールのスポークにケイデンスセンサー用の磁石を取り付けたり、サイコンマウントをハンドルに取り付ける時の太さ微調整に使ったり。

とにかく汎用性の高いテープ。





購入から6年以上経過していますが、まだ半分くらい残っています。





ローディーなら一つ持っておいて損のないテープですね。

使い方はシンプルで、このブチルゴムテープをサドルレールにぐるぐる、きつく巻きつけるだけ。

たったこれだけで、サドルバッグのベルトを定位置からずれないように固定してくれます。






3. 取り付け結果

改めて、ブチルゴムテープで固定した状態がこちら。 


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これが取り付けた状態。


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サドルバッグが接しているのはシートポスト(アルミ)だけ。
シートステーにも接していません。


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ブレーキキャリパーは当然のこと、ブレーキのアウターケーブルを圧迫することもありません。

綺麗にクリアランスが取られています。

乗っているとサドルバッグが下がってきてシートステーに接するのでは?と思ってしまいますが、すでに複数回ライドに連れ出していますが、ブチルゴムテープの滑り止め効果もあり、この位置から下にずり落ちることは今のところなさそうです。

自分で狙ってトップチューブのスローピング具合を調整してもらっていたわけですが、ここまでドンピシャで決まると、かなり嬉しいですね。

これで当分はアピデュラレーシングサドルパックとの付き合いを続けていけそうです。


  





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