今更ですが、シャマルウルトラのグリスアップを行いました。

グリスアップに関してまとめてあるブログは山のようにあるので、本当に助かります。
ちなみに、カンパニョーロの場合は、公式サイトでもマニュアルが確認できるのですが、微妙に写真が古いパーツのものだったりする時があるので、こういった時は先人ローディーのサイトがとても役に立ちますね。
ありがたい限りです。

そんなわけで、先人のサイトが山のようにあるのですが、超個人的に「次回メンテする時用の備忘メモ」として、メンテナンスの内容をまとめておきたいと思います。






■ シャマルウルトラをグリスアップ



1. グリスアップの間隔について

ちなみに今回はリアホイールのグリスアップで力尽きましたので悪しからず・・。

ホイールのグリスアップについてですが、サイトによって色々な意見があるようです。

  • 半年から一年でグリスアップを行うのが良い
  • 2年〜3年に一度はやったほうが良い

こればかりはその人の走行距離や環境によって異なりますので、一概には言いづらいですよね。
ちなみに、カンパニョーロの公式サイトでも「乗り方や走る環境によって変わるから一概には言えないよ」と言いつつ、一つの目安を提示してくれています

  • 初回は最大2,000km走行した段階でグリスのメンテナンスを
  • 次回以降は、最大10,000km走行する毎にグリスアップを

初回は早めに確認してね、ということですね。
今回が初回なのですが、余裕で2,000kmなんて超えてました・・・。反省。

以降10,000km毎、という話になると、多く乗る方であれば年に一回でしょうし、私のように年間4,000〜5,000km乗るかな、といった週末ローディーであれば2年に一度のメンテナンスで十分でしょう。



2. 分解手順について

今回は写真多めですので、まずは分解手順についてまとめておこうと思います。
グリスアップそのものについては、別の記事で触れてみようかな、と。




(1) フリー側

まずはフリー側から。
カセットを外すところは省略しておきます。


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この状態からスタート。


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まず最初のナットを5mmのアーレンキーで取り外します。
ここは逆ネジになりますので要注意。


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取り外したものは後で分かりやすいように順番に並べておきましょう。


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続いて独自形状のワッシャーを外します。


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ここまでは何も難しいことはないですね。


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ここまできたらフリーボディーを取り外します。
過去マビックのホイールしか使ったことがなかったもので、初めてカンパのホイールを使った際に戸惑ったのを覚えています。

フリーボディーを回転させながら引き抜くと、ずるっ、とフリーボディーが引っこ抜けます。


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あー・・・。
でろんでろんに汚れていますね・・・。


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真っ黒です。

ここまででフリー側の解体は完了。

まだ内部にベアリングがありますが、シャフトを抜いてからの方が作業し易いですから、いったんフリー側はここまでにして反フリー側の解体に移ります。




(2) 反フリー側

続いて反フリー側です。
フリー側は過去何度か分解したことがあったのですが、反フリー側は今回初体験です。


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まずはここからスタート。
大外のナットを外しに行きますが、これがまー硬いです。
色々なブログを巡ると、こいつが固着して取り外すのに難儀した、という話が多いようです。
基本的に、左右両側に5mmのアーレンキーを突っ込んで取り外すだけです。
こちらは正ネジですね。


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よくあるアーレンキーだと、うまく荷重をかけることができなかった為、何パターンが試した結果、反フリー側は通常のアーレンキーを使い、フリー側には昨年購入して重宝しているロングスピンナーハンドルに5mmのビットを取り付けたものを使いました。





荷重をかけてネジを回す反フリー側は細いアーレンキーでも問題ないのですが、回らないように抑えるフリー側は太くて長いスピンナーハンドルの方が作業性がかなり高かったです。

この組み合わせなら完全に固着してない限りは取り外せるかと思います。


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取り外したナットがこちら。


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続いて玉辺り調整を行うための黒いパーツを取り外します。
2.5mmアーレンキーで外側のネジを緩めておきます。


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フリー側に5mmのアーレンキーを突っ込んで固定してしまえば、指で回転させて取り外すことができます。


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裏側のグリスも大分汚れていますね。


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取り外したところ。

ここからはちょっとコツがいります。


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写真のように、切れ目の入ったワッシャーにマイナスドライバーを突っ込んで90度こじります。


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すると、ぐりっ、とワッシャーが持ち上がりますので、そのまま隙間にドライバーを滑り込ませて上に持ち上げます。


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取り外したのがこちら。


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最後のパーツを取り外します。

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最後の輪っかはそのまま手で引っこ抜くことができます。


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取り外したパーツを右側から順番に並べたところ。

ここまでくるとシャフトを抜くことができます。


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抜けました。
ベアリングが当たる部分には黒く汚れたグリスがこびりついてますね。

続いて、反フリー側のベアリングを取り出します。
まずはシーリングのゴムを引っぺがします。


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指でつまむこともできましたが、細いドライバーを突っ込んで持ち上げた方が確実ですかね。

反フリー側はあまり汚れてないですね。


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ベアリングを指でひっかけて取り外します。


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取り外したベアリングとシーリング。
グリスも残ってますし、そこまで汚れてもいないようです。


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取り外した状態。
内部もグリスは残っていますし、そこまで汚れていないようです。


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綺麗に拭きあげておきます。



(3) フリー側(ベアリング)

続いて残しておいたフリー側のベアリングを取り外します。


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まずはシーリングを外します。
もう、でろでろに汚れてますね・・・。


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最初、フリー側のシーリングは黒色なのか?と思いましたが、拭いてみたら反フリー側と同じくクリーム色でした。


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反フリー側と同じようにベアリングを指で引っ掛けて取り外します。


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これで解体作業は完了です。



3. ベアリングの洗浄とグリスアップ

この後、ベアリングを綺麗に拭きあげて、グリスアップしてから戻していきます。

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パーツクリーナーが手元になかったので、一つ一つベアリングを拭き上げます。
茶漉しを使ってクリーナー液にどぶ漬けして綺麗にしている人がいたので、次回からはそのやり方を真似てみようかと思います。

ほんと、このベアリングなくさないようにするのに最新の注意を払いました。


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洗浄完了です。

グリスですが、カンパニョーロのグリスは販売終了してしまったということで、色々なローディーが色々なグリスを試しているようです。

今回はモーガンブルーのカンパグリスを使ってみます。
カンパのグリスを再現した、という触れ込みのようですから、一番無難かも?


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で、このままだと使いづらいですから、AZのシリンジに詰めて使います。


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みなさん、シリンジにどうやってグリス詰めているんですかね?
最初、グリスはそこそこ粘度がある為、先端を突っ込んで吸い上げることはできないのでは?と思い込んで、割り箸でグリスを掬い取ってはお尻から詰め込んでいました。
そこそこ粘度はあっても、普通に「ちゅーっ」と吸い上げることできるんですね。

ただ、グリスの山に突っ込むことになるので、シリンジ先端にグリスがべっとり付着してしまうので、これはこれで効率的ではなさそう。
やはりグリスは「瓶のタイプ」よりも「チューブタイプ」の方が扱いやすいですね。



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はい、こんな感じになりました。
これでグリス注入しながら組み戻していきたいと思います。



4. 組み戻し手順について

基本的に解体したのと逆の手順で戻すだけなのですが、思い込みで手順すっ飛ばしたりすると嫌ですから、撮影した写真を逆に辿って確実に手順をこなしていきます。



(1) 反フリー側

まずは反フリー側から。


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そーっとベアリングを戻します。


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グリス注入。


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シーリングを被せます。

この後撮影し忘れてしまいましたが、フリー側にも同じようにベアリングを戻してシーリングを被せています。

そして、シャフトを戻したのが上の写真の状態ですね。


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まず最初のワッシャーを戻します。


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続いて、切れ目の入ったワッシャーも戻します。


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ぐいっ、と押し込んだ状態。


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玉押し用のパーツも戻します。


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最後にナットを締めて反フリー側の作業は完了です。



(2) フリー側

続いてフリー側。


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フリーボディーを被せます。


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ワッシャーを乗せて。


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ナットを締めれば完了。


今回初めて作業を行いましたが、一度経験してしまえばそんなに難しい作業ではなさそうですね。

ベアリングのボールをなくさないように最新の注意を払う点だけ要注意ですね。


で、この後グリスアップしたものの、グリスの量や塗り方でなかなか思うようにならずに二転三転、何度も分解して組み戻して、を繰り返すことになったのですが、その辺りはまた改めて・・・。









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