今回はちょっと不可解な話なのですが、ライド中にブレーキトラブルに遭遇しました。
なんでだろ。
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■ ライド「途中」でブレーキの片効きが発生
キャリパーブレーキ、Vブレーキいずれでも発生するのがブレーキの片効き。
ブレーキレバーを握り込んでいない状態でも、片方のブレーキシューがリムに当たってしまう症状です。
直接的な原因は、ブレーキの左右バランスが取れていないことから起こる症状になります。
では、なぜ左右バランスが取れなくなってしまうのかというと、一般的にはホイールの脱着を繰り返す中でケーブルのテンションやブレーキのバネのバランスが崩れることが多いようです。
個人的な経験としては、Vブレーキは特にバランスが崩れやすいと感じていまして、輪行の際にホイールを外すと、2〜3回に一度はブレーキが片効きになっていたような気がします。
輪行解除してさあ走り出そう!と思うと、ブレーキが片効きで走り出せず、まずはブレーキ調整から始めないと走り出せない、なんてことが本当によくありました。
ロードバイクで採用されているキャリパーブレーキでは、そこまで片効きに悩まされることはなかったのですが、それでもメンテナンスの際にホイールを外した際に、稀に片効きになってしまうことはありました。
理由としては、ホイールがきちんとハマっておらず傾いた状態になっている、というのが多いのですが、その後修正しようと脱着を繰り返しても片効きの状態が解消されず、仕方なく左右バランス調整したところ、数週間後に何かの拍子にホイールがしっかりはまり込み、結果として(当初とは逆のブレーキシューが当たってしまう)片効きが起きる、みたいなこともありました。
で、今回。
リアホイールの玉あたりの調整を行ったこともあり、ブレーキの片効きが起きていないか慎重に確認した翌日のライドでのこと。
尾根幹を気持ちよく走り、終盤のヤマダ電機の前の坂では久しぶりにセグメントレコードを更新することができました。
ここ最近、セグメントレコードとかあまり意識して走っていなかったのですが、この日は直前に私のことを追い抜いていったローディーがちょっと乱暴で危なっかしい走り方をする人で、それでいて(人のことを追い抜いておきながら)もたもた走っていたこともあり、「鬱陶しいわい!」と追い抜いただけなのですが、結果的にセグメントレコードを更新することに。
ちょっと大人気なかったですね・・・。
さておき。
その後、尾根緑道に入った直後、急にリアホイールの引っ張られ感が。
「あ、これは片効きのやつや」とすぐにピンと来て停止。
左のブレーキシューがリムにぴったりついていました。
手でホイールを回してもすぐに止まる(というか、そもそも回らない)ほどの片効きです。
ついさきほど上り坂のセグメントでレコード更新したくらいですから、さすがにライド前からこの状態だったとは思えないのですが、なぜこんなライド途中で??と、頭の中が疑問符だらけに。
リアホイールの脱着を繰り返しても、片効きの状態は一向に解消せず。
昨日の玉あたり調整後のホイールの装着がうまくいってなかったのか?と思いながらも、その日は「片効きしていないかの確認」はしましたが「片効きを解消するような左右バランスの調整」は行っていないんですよね。
疑問はまったく解消しませんでしたが、これ以上考えても仕方ありませんので、まずは片効きを解消することに。
PB SWISS TOOLS の携帯工具を取り出します。
ここ最近、ライド中でのトラブルがなかったこともあり、超久しぶりに使います。
ビットホルダーにビットを差し込みます。
ブレーキキャリパーの調整ボルトを回して左右バランスを調整。
ものの数分で作業は完了です。
結局、その日はその後更に50kmほど走って帰宅しましたが、帰宅後もブレーキの左右バランスはどんぴしゃで何の問題もなく。
ほんと、今回はなぜライド中に突然片効きが起きたのか、今でも釈然としないのですが、ひとまずは結果オーライでした。
あと改めて感じましたが、PB SWISS TOOLS のビットホルダーは、軽量だし精度も高いし、携帯工具としては優秀ですね。
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