「ピナレロが高い」は昔の話? 相次ぐ価格改定でリーズナブルな値段に

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ピナレロが高い!は今や昔の話になったのかも?

ピナレロが相次ぐ価格改定でむしろリーズナブルなブランドに

ピナレロから価格改定のアナウンス(2026/3/19〜)

ピナレロから、一部完成車に関する価格改定(値下げ)のアナウンスがありました。

Fシリーズ・Xシリーズの一部価格改定を実施|2026/3/19から| ピナレロ

価格を比較してみますが、各モデルともに15%の価格引き下げとなっています。
これは、なかなか「でかい」ですねー。
ショップでも、型落ちが近づいてきた時に20%程度は値下げされることが多いですが、そのレベルの価格引き下げになっています。

モデル名 仕様 / コンポーネント 旧価格 (税込) 新価格 (税込) 価格差
PINARELLO F9 (~2025) DURA-ACE Di2 ¥1,284,800 ¥1,092,080 ▲ ¥192,720
PINARELLO F7 (~2025) ULTEGRA Di2 / MOST UltraFast ¥1,038,400 ¥882,640 ▲ ¥155,760
ULTEGRA Di2 / FULCRUM R800 ¥924,000 ¥785,400 ▲ ¥138,600
PINARELLO F5 (~2025) 105 Di2 ¥668,800 ¥568,480 ▲ ¥100,320
105 Mechanical (12s) ¥528,000 ¥448,800 ▲ ¥79,200
PINARELLO X3 105 Di2 ¥560,000 ¥476,000 ▲ ¥84,000
PINARELLO X1 105 Mechanical ¥430,000 ¥365,500 ▲ ¥64,500

ここ一年におけるピナレロの価格見直し

ピナレロといえば、「同じグレードでも他者に比べると少し割高」と言われ続けてきたブランドでした。

私がピナレロGAN Sを購入した当時、各社アルテグラ完成車が30万円台で購入できたところが、ピナレロは平気で40万円台と価格は高めに設定されていました。

その分デザイン性は「唯一無二」でしたし、各社がレース向け、エンデュランス向けとタイプ別に車種展開していたのに対して、その時代その時代で展開するモデルを変更してはいたものの、ピナレロは基本的に「これ一台で賄えますよ」という基本理念を持っていましたので、やはり満足感は高かったですね。

おそらく今最も需要のないレビュー(ピナレロ GAN S)
ピナレロ GAN S ショートレビュー2019年モデルでは新型プリンスの登場により廃盤となった GAN S。おそらく、今更感ありありで最も需要のないレビューではないでしょうか。それでも良いんです。心折れることなく書いていきたいと思います。ホ...

ピナレロは、もともと「高め」な価格設定だったところ、コロナ渦の影響を受けて輪をかけた値上がりが行われていたのですが、ここ一年での値下げ(価格改定)は、実はすごいことになっていました。

以下に並べてみました。

モデル名 / 仕様 初期価格
(2025/4/9以前)
2025/4/10〜
(第1次改定)
2025/8/1〜
(第2次改定)
2026/3/19〜
(第3次改定)
当初比
下落率
F9 (DURA-ACE Di2) ¥1,606,000 ¥1,284,800 ¥1,092,080 ▲ 32.0%
F7 (ULT Di2 / MOST) ¥1,298,000 ¥1,038,400 ¥882,640 ▲ 32.0%
F7 (ULT Di2 / FULCRUM) ¥1,155,000 ¥924,000 ¥785,400 ▲ 32.0%
F5 (105 Di2) ¥836,000 ¥668,800 ¥568,480 ▲ 32.0%
F5 (105 Mechanical) ¥660,000 ¥528,000 ¥448,800 ▲ 32.0%
X3 (105 Di2) ¥700,700 ¥560,000 ¥476,000 ▲ 32.0%
X1 (105 Mechanical) ¥532,400 ¥430,000 ¥365,500 ▲ 31.3%
RAZHA (105 12s) ¥429,000 ¥340,000 ▲ 20.7%
RAZHA (105 11s) ¥362,000 ¥298,000 ▲ 17.6%

※価格はすべて税込。空欄は改定対象外(前回の価格を継続)

 

どうでしょうか。
今や各社ハイエンドモデルは平気で200万円とか言ってますし、コロナ渦の影響を受けた値上げと、その後の物価高の影響を受けたプライシングを重ねることにより、とにかくお高くなってしまいました。

イメージ的には、エントリーモデルが40万円、セカンドグレードが70〜80万円、ハイエンドは150〜200万円、といったところでしょうか。

まさに、この一年にわたる価格改定で約3割の値下げを実施した結果、ピナレロもほぼほぼ各社の価格水準と同等まで落ち着くことになりました。

これは、正直驚きでした。

ピナレロがここまでマーケットを意識した価格に落としてくるとは・・・。
素晴らしいっす。

各社代表モデルの価格を比較してみた

ちょっと足元で各社のモデルを比較してみました。

Shimano 105 Di2 (電動変速) 搭載モデル

まずは105 Di2について。
数年前であれば、ミドルグレードといえばアルテグラでしたが、今や105 Di2がそのポジションになっていますね。
それ位シマノのコンポーネントの進化は素晴らしいものがあります。

メーカー 代表モデル名 特徴 価格 (税込)
Pinarello F5 東レT700カーボン採用。競技志向のオールラウンダー。 ¥568,480
Canyon Ultimate CF 7 Di2 軽量性と空力のバランスが非常に高い。 ¥549,400
Trek Madone SL 6 Gen 8 究極の空力と軽量性を両立。最新の第8世代。 ¥650,000
Cannondale SuperSix EVO 3 軽量・空力・快適性のバランスが秀逸な名機。 ¥620,000
Specialized Tarmac SL8 Comp 世界最速を謳うレーシングモデルの末弟。 ¥528,000

どうでしょうか。
キャニオンは実際には本記事執筆時点でこれより更に割安なセール価格となっていましたが、各社公式の標準価格としては、上記のような金額になっていました。

ピナレロさん、全然高くないっす。

Shimano 105 機械式 (12速) 搭載モデル

続いて、エントリーモデルとして位置付けられる105の機械式モデルで比較してみました。
ちょっとエントリーモデルになると、各社レースモデルにするかエンデュランス、オールロードのどのモデルを選択するかによって微妙に変わってきますが、ひとまずそれらしいところで比較してみました。

メーカー 代表モデル名 特徴 参考価格 (税込)
Pinarello F1 (2026) Fシリーズの設計思想を継承したエントリーカーボン。 ¥470,000
Canyon Ultimate CF 7 軽量性と空力のバランスが非常に高い。 ¥429,000
Trek Madone SL5 Gen 8 究極の空力と軽量性を両立。最新の第8世代。 ¥399,000
Cannondale CAAD14 「カーボンキラー」と呼ばれる最高峰のアルミフレーム。 ¥345,000
Specialized Allez Sprint Comp アルミの常識を覆す空力と剛性を持つ一台。 ¥297,000

実はピナレロに関しては今回価格改定対象となったF5の方が、448,000円と最新のF1と逆転現象を起こしていたりします。
キャノンデールにしても、CAAD13を選べばもっとリーズナブルになりますし、スペシャライズドならTarmacじゃね?となると、他社と似たような価格になったりします。

こうやって見てみると、機械式105に関しては、若干ピナレロが割高に感じますかね?

ということで、ここ一年にわたる複数回の価格改定を受けてピナレロの価格もかなり「戦略的」になってきたように感じますが、エントリーモデルに関しては相変わらず「ちょい高」な感じだということで再確認できました。

個人的には、X3 105 Di2 モデルはなかなかの狙い目じゃね?と思ってしまいました。
やっぱり、ピナレロのデザインは唯一無二で良いですねー。

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