謹賀新年 〜おじさんローディーが自転車に乗る理由〜

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謹賀新年。
謹んで新年のお祝いを申し上げます、という言葉ですね。

どちらかというと、長楽萬年、幸せと幸福が長く続きますように、というこちらの言葉の方が多幸感があって好きだったりします。

さておき。
年も明け2023年になりました。
ロードバイクに乗り始めて丸6年が経過し、現在7年目に突入。

年末のお掃除で懐かしい写真を見つけたこともあり。
レースにも出ない、トレーニングもそこそこな五十路おじさんがなんで自転車趣味を続けているのかを振り返ってみようかと思います。

 

■ 自転車趣味を継続する秘訣はのんびりマイペース

 

1. 自転車との出会い

小学校時代、親が心配性だったからか一人で自転車に乗るのはNGとされていました。
友達と遊ぶ時にも自分だけ歩き、みたいな状態。
もともと放任主義な家庭で育っていたのですが、自転車に関してだけは超保守的でしたね。
なんでだろ?

その後小学校高学年からは普通に自転車(ママチャリ)に乗っていましたが、高校時代、ある日突然父親がマウンテンバイクを買って帰ってきました。

フロントサスも入っていないバイクでしたから、今でいうとクロスバイクに近いものでしたね。

高校時代は父親と身長が近かったこともあり、父親が使わない時にはマウンテンバイクに乗っても良いという許可を取り付け、頻繁に多摩湖に走りに行くようになりました。
往復でも30km程度でしたが、ここですっかり自転車に乗る楽しみに目覚めたような気がします。

大学に入ると気の合う友人と山梨まで走りに行ったり。

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ジーンズにトレーナーで100km超のライド。
今では考えられないですが・・・。
この頃から、自分の自転車が欲しいと思うようになりましたね。

自転車が好きというよりは、旅行好きな友人に誘われて卒業旅行でニュージーランドに行くことになったのですが、何を思ったのか「自転車を持って行って、自転車で北島から南島まで走破しよう!」という話に。

それからこつこつバイトでお金を溜め、初めてのマウンテンバイクを購入。
これもフロントサスもついていないタイプでしたが、タイヤサイズなどを考慮すると今でいうところのクロスバイクとマウンテンバイクの中間的な位置付けですかね。

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リアにパニアバッグを取り付け、その上にボストンバックをくくりつけるという荒技・・・。

フロント用のパニアバッグを買うお金がなく、それでいて1ヶ月以上のツーリングを続ける為ということで編み出した力技でしたね。

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ニュージーランドを自転車で移動するだけでなく、宿に荷物を預けてトレッキングコースを走ったりしました。

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雨に降られたら現地のスーパーで購入したポンチョを頭からかぶって走ったりしていました。
エアロなんてクソ喰らえ、という体力任せの乗り方。

今はそんな乗り方できません・・・。

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この大学生の頃の自転車との出会いが、自転車趣味を決定付けるものになりました。

 

 

2. ツーリングが楽しくて仕方ない

社会人になって自分で稼ぐようになると、新しくマウンテンバイクを購入。
この時にはフロントサス付き、ハードテールのマウンテンバイクでしたね。

タイヤの太さはクロスカントリー向けのブロックタイプで、2.1インチ〜2.3インチ程度だったと思います。
未舗装の林道や山道を走ることもありましたが、メインは舗装路でのツーリングでしたから、今から思うと明らかに選択ミスなんですけどね・・・汗

ただ、当時のランドナーやロードバイクはタイヤがめっっっっちゃ細かったですから、自分の走り方には合っておらず、候補にも上がりませんでした。
今でいうとグラベルロードがぴったりだったんだろうな、と思いますが。

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それでも貧乏性と、フロントに荷重がかかるのが嫌いで、フロントのパニアバッグは購入せず、リアのパニアバッグの他にリュックを背負って走ったりしていましたね。

今の体力ではパンパンに膨らんだリュックを背負って走るなんて、そんな乗り方できませんが。

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北海道を走ったり、屋久島を一周してみたり。

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週末は輪行で奥多摩周遊道路まで走りに行ったりと、この頃は精力的に自転車に乗っていた気がします。

 

 

3. 子育て期

その後結婚して子供が産まれたタイミングで、ぱったり自転車に乗らなくなりました。

それまでの乗り方が、輪行メインのツーリング(自転車旅)でしたから、そりゃ子供ができればそういった乗り方ができなくなるのも当然なわけで。

子育て期には、クロスバイクに子供用のキャリアを取り付けて、週末になると子供を乗せて多摩川まで走りに行く日々。

首が据わっていれば、小さな子供でも自分の前に乗せて腕で抱え込むような乗り方ができますので、Weeride のカンガルーキャリアはかなりお勧めです。

海外ではかなりメジャーな製品なのですが、日本でこのカンガルーキャリアを取り付けている人ってあまり見かけないんですよね。
ママチャリだとつまらないし、という自転車好きなお父さんの為にあるキャリアだと思います。

 

 

 

4. ロードバイクを始める

そして、子供が大きくなってきたのを期にロードバイクを購入。

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この頃はとにかく色々な場所に出かけていました。
遠くまで効率的に、早く行くことのできる自転車として、ロードバイクにもどっぷりハマりました。

その後、色々な意味で自転車との向き合い方を変えることになったのが、2台目に購入したピナレロ GAN S。

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「速く走れる」ことが、こんなにも楽しいものなのか、とまた別の楽しみ方を教えてくれました。

GAN S を購入してからというもの、もっと脚力をつけたらどうなるのだろう、とトレーニングにも手を出すことに。
かれこれ4年以上が経過していますが、さすが最近になってこういった走り方に疲れてきたのも事実。
レースに出るわけでもないのに、なんでこんなに頑張るんだろう?と思うこともしばし。

ただ、振り返ってみると、こういった「頑張って走る」乗り方は、私の自転車人生の中では「亜種」な乗り方だったんですよね。

色々なところに出かけて、風景を楽しみ、自然の中を走ることを楽しむというのが本来の自分なりの楽しみ方だったわけで。

そんなこんなで過去を振り返ってみると、私が自転車に求める「速さ」は、目的地に速く着けたら良いなというものであり、尾根幹でプライベートレコードを叩き出すことを目標にするのもちょっと違うな、と改めて感じるようになりました。

過去を振り返ってみて「そうだよなー」としみじみするのも、年末年始ならでは、ですね。

そんなわけで、今年一年の目標は「楽しみながら自転車にたくさん乗る」ということにしてみようかと思います。

自分なりに楽しむ。

それが趣味を続ける一番の秘訣のような気がします。

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コメント

  1. 新年老爺 より:

    新年あけましておめでとうございます。
    これほどまでに自転車道に明け暮れておられたとは羨ましい限りです。
    これで思い出しましたが私が初めて自転車に乗ったのは小学生の頃で
    当然大人が乗っていた配達用のデカいやつですから足が届く筈もなく
    トップ、ダウン、シート各チューブに囲まれた部分に足を入れて漕ぎ
    いわゆる三角乗りというものでしたけどもう少し背が伸びてサドルに
    乗れるようになるとペダルにも上死点なら届くので左右交代に蹴って
    走るケンケン(片足)という方法で走っていた時の記憶が蘇りました。
    その頃は自家用車など一台も走っていなくて店のオート三輪くらいで
    信号機さえない時代の話ですから今では到底想像も出来ないですよね!
    今年は新しいバイクも手にされる事ですしより楽しい年にして下さい!
    応援してま~す!(人生の楽園より)

  2. おとーさん より:

    >老爺さん
    本年もよろしくお願いします!
    老爺さんのお名前は、毎回「次は何のネタなんだろ」と毎回楽しませていただいております(^ ^)
    子供用の自転車が当たり前になりましたので、今や三角乗りは昔の映画やドラマでしか見かけられなくなりましたね・・・。
    私も子供の頃大人用の自転車で試したことありましたが、めっちゃ怖くて自分には無理でした・笑

  3. より:

    遅くなりました。
    新年明けましておめでとうございます。
    今日は猛烈な5m以上の風が強い一日でした。
    31まで仕事で、お休みは6日までですが……(-_-)……
    自宅の屋根の塗り替えの前の錆転換剤を塗る前の…電動サンダー掛けが
    苦痛です。 7年前に適当にペンキ塗りをして、今回、錆再発ですので、
    気合いで、電動のスプレー塗装機も購入しました\(^o^)/。
    自転車に乗れないのが、つらいです。

  4. おとーさん より:

    >♪さん
    なんと、屋根の塗り替えDIYですか。
    技術面の問題もありますが、屋根の上で作業をするのが単純に怖くて私にはできそうもありません・・・。すごいです。
    何とかお休み中に自転車に乗れることを祈念しております。

  5. 金が信念老爺 より:

    ♪さんのコメントで思い出した事がありましたので追記します。
    昔の出来事ですがある日車に乗ろうとしたら手にザラザラ感が
    どうも塗料の飛沫が車に付着したようで付近を見渡すと足場が
    原因は外壁の塗装工事によるものでしたが付着した塗料飛沫は
    素人には手に負えず工事屋さんに申し出て弁償して貰いました。
    私は誰も何も言って来ない事を祈念するばかりです・・・・・

  6. より:

    >>5
    (⌒‐⌒)/ご心配お掛けしました。
    自宅は郊外で山の頂上ですので、下に街の明かりが見える家で、
    隣家までは10分掛かる距離で遥か彼方です。 塗装は無風の時を狙い、
    僅か20分で終わりました。
    アサヒペン油性シルバーコートというアルミ粉末の入った塗料でギラギラが
    凄いです。
    Amazonのレビューで、クロモリろーどの塗装に使っている方が
    居られました。
    太陽光を反射すると目が開けられない眩しさになりました。
    屋根や壁に塗ると、室温が真夏20度以上下がるらしいとコメントしている
    方も居ました。\(^o^)/✧.*・゚✧.゚・*.

  7. おとーさん より:

    >♪さん
    おー、山の頂上ということは、ナチュラルに脚力が鍛えられるというやつでしょうか。
    夏場に室温が20℃下がったら最高ですね・笑
    度数はさておき、相当効果はありそうですが、密な住宅街な我が家でやると、ご近所さんからクレームが来そうです・汗

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