先日ロードバイクで使う鍵が壊れてしまいました。
ottolock は軽量な為、トイレ休憩だったらコンビニに立ち寄る位の時間であれば、特に問題なく便利に使える鍵として大変重宝していました。
それでも、ABUS BORDO LITE MINI もある為、そちらを使えば良いかな?と思っていたのですが、「基本どこにも立ち寄らないけどトイレに寄りたくなった時用」と考えると、440gと少し重さが気になります。
もう少し気軽に使える鍵も欲しいな、ということで今回新たに ABUS のチェーンロックを購入しました。
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■ 気軽に使うカフェロックとしては全然アリなチェーンロック(ABUS チェーンロック 1500/60)
1. ロードバイク用の鍵も進化は打ち止め?
ロードバイクブームの数年前は、クラウドファンディング含め色々と新しい意欲的な鍵が登場していた印象がありました。
ottolock なんてまさにそうですよね。
軽さと頑丈さをバランスさせました!という感じでクラウドファンディングに登場して人気を博しました。
その筋の方にかかると、実は頑丈さ(セキュリティレベル)はそこまでではなかったようですが、バックポケットにも入る気軽さから広く受け入れられたように感じています。
今回改めて各社から出ている鍵を調べてみたのですが、明らかにABUS よりも良さそうと思える製品があまり見当たらなかったこともあり、無難にABUS から選択することにしました。
ここ数年、ロードバイク用の鍵に関しては、あまり革新的、意欲的な製品は出ていないようですね。
シートポストから飛び出る鍵とか、ギミックに富んだものは幾つか見かけたのですが、ちょっと奇をてらい過ぎかな・・・と。
ロードバイクブームも過ぎ去りましたし、鍵という特性上そこまで新しいものが次々と生まれるような製品でもないですしね。
2. ロードバイクの鍵に求める長さ
まず、一番最初に決めるべきは鍵の長さ。
ロードバイクを駐輪する際には、基本的には「地球ロック」するようにしています。
地面に固定されているポールやフェンスと一緒に鍵をかけることで気軽に持ち去られないようにする為です。
サイクルラックは厳密には地球ロックではないかな?と思いますが、サイクルラックごと持ち去ろうとするとなかなかのトラックを用意しないと難しいでしょうから、ほぼほぼ地球ロックと言っても過言ではないでしょう。
そう考えると、基本的にサイクルラックやコンビニのポール、フェンスに固定できる長さがあれば十分です。
今まで使っていた ottolock が76cmの長さだったのですが、実はこれが絶妙な「程よい」長さだったんですよね。
ABUS BORDO LITE MINI は長さが 60cm。
ほぼほぼ問題なく使えるのですが、意外とぎりぎりだったりすることもありますので、76cmというのは絶妙に使いやすい長さでした。
こんな感じに、ポールがそこそこ太さがあるとフレームに回すことができなかったり。
ただ、これは BORDO LITE MINI がプレート式の鍵ということもあり、固定する対象物に形状を自由に合わせて変形させることができないという特性もある為、60cm という実際の長さほどには長さが十分に使いきれなかったりするんですよね。
ということで、今回は形状を自由に変形できるチェーンロックであれば 60cmで十分だろうと判断しました。
どんな構造物でも問題なくロックしようとするなら 100cm以上あるのが望ましいのですが、長くなると必然的に重くなってしまいますからね。
今回は軽さ優先、としたいと思います。
3. ABUS のセキュリティレベルについて
改めて ABUS のセキュリティレベルをご紹介。
ABUS のセキュリティレベルは最高が15となります。
ケーブルロックなどのLEVEL2のものから、最高強度のLEVEL15までラインナップ。
LEVEL15のモデルは巨大な工具などでも破壊が非常に困難なレベル。クリッパーなどの耐切断はLEVEL8以上を目安に。LEVEL4以下は、セキュリティは最低限ですが気軽な持ち運びができます。
ちなみに最高レベルのレベル15 は U字ロックとなり、重さはなんと1500g。
ホイールセットと同じ重量となります・・・。
ちょっとここまでのものを持ち運ぶのは気が引けますね。
ちなみに ABUS 公式の推奨はこんな感じです。
長時間目を離す形で駐輪するのであれば レベル8以上が推奨となります。
私がすでに保有している BORDO LITE MINI 6055 がレベル7。
お店から目の届く範囲に駐輪するとか、短時間離れる位であればこのレベルでも十分だと考えています。
ボルトクリッパーを使えばものの1分で破壊することは可能なのだそうですが、そんな不審者がいたら警戒するような場所にしか駐輪しませんので、その辺りは割り切りですね。
で、今回「軽快さ」を目的にしていますので、セキュリティレベルは3もあれば十分かな、と判断することにします。
用途に応じて使い分け、ですね。
4. ABUS チェーンロック 1500/60 使用レビュー
そんなわけで購入したのは、ABUS チェーンロック 1500(60cm)となります。
早速重量計測。
公称230gに対して、実測約224g。
ottolock が150gでしたので、約1.5倍の重さとなってしまいましたが、この位ならそれほど負担には感じないで済みました。
サドルバッグに入れる分には違いは体感できませんし、バックポケットに入れてもそこまで気になりません。
十分に気軽に使える重量ですね。
途中で切断されていますが、ottolock と並べてみます。
まー、この位の長さの違いであれば、そこまで気にならないかな?
形状に工夫がされている為、施錠すると自然と「輪っか」になる形です。
長さを最大限有効活用できますね。
実際にサイクルラックに止めてみるとこんな感じになります。
理想を言うと、後輪までまとめてロックできると良かったのですが、サイクルラックの上部に固定しようとすると長さは足りませんでした。
60cm長だとこんなもんですかね。
ただ、フレームに回して施錠する分にはまだゆとりがありますので、予め駐輪場所が把握できている場所であれば、ほとんどの場所で問題なく使えそうです。
ツーリングだったり初めて行く長距離ライドだと少し不安があるかもですが、普段使いとしては十分合格。
ちなみに、その筋の方の切断試験の結果だと、ottolock であればワイヤーカッターでも切断できてしまったそうですが、ABUS のチェーンロック 1500であればワイヤーカッターでは歯が立たなかったそうです。
ボルトクリッパーを使えば瞬殺だったそうですが・・・。
専用工具を持ち出されたら、ロードバイク用の鍵は多くが瞬殺されてしまうでしょうから、これも割り切りですよね。
ワイヤーカッターやニッパーでは切断できない、という辺りは個人的には程よい落とし所かと思います。
ottolock よりも若干重くなったものの、セキュリティレベルは向上しましたので、今回は程よい落とし所になったかな、ということでひとまずは満足しています。
コメント
そういえば一昔前のミニベロにはハンドルグリップが錠の内蔵型キーがありましたが
ミニベロという気軽さとフラットバーならではのアイデアで重宝した記憶があります。
ロードバイクでも600mm長のワイヤー錠ならハンドルに収められますれど・・・
ドロップハンドルではエンドキャップを抜くわけにはいかないので加工が必要ですね。
ottolockの代わりとしてABUS1500はまぁ妥当な選択だと思います。
私はロードバイクで街中を走る事はあまりないし、勿論駐輪もしません。走るのは基本サイクリングロードになりますから、1500ぐらいの防犯性があれば十分です。
ottolockに比べて約80gの増加になりますがそれぐらいは許容範囲だし、何より2500円ぐらいで買えるのが良いですね。ottolockだと1万円を超える出費になるし…
私のottolockもそろそろ交換の時期だし、候補として検討してみます。
ドロハンの中に収納できる引き出し型のワイヤー型ROCKが欲しいです。˶˙ᵕ˙ )ノ
収納時は逆側のバーエンド側にスプリングを内蔵させ、強めなバネの力で簡単収納とかだと、どのタイプのハンドルでも使えると思います。ドロハンは伸ばすとかなり長さが有るので収納量に関しては大丈夫だと思います。巻き尺を想像して戴けると良く分かると思います。
Abusチェーンロック1500/60、私も持っています。U字ロックと併用して使っています。食事などで見えるところに置くときは十分だと思います。
あとはライト、ベル、ツールボトル、ホイール、サドルなどフレームから簡単に外せるものの盗難防止ですね。
ローディ向け店の店先直ぐのラックに鍵かけて食事し終えて乗ろうとしたらVOLT800が盗られたりとか…ホイールは毎回盗難対策しているのでセーフですが、その他について今までライト2個、ツールボトル1個、ベル1個やられました。
フレームに着ける小物類は極力減らすか、外して持ち歩くのが無難です。
>♪さん
そこそこ需要ありそうですよね。
右側のバーエンドにはミラーを取り付けているのですが、左側空いてますから、ここの空間有効活用できると面白そうです。
最近のケーブル内装式だとブラケット部分までの空洞しか利用できなさそうですが、それでもクロップスのワイヤーケーブルとかを見ると、そこそこの長さのものが収納できそうです。
>たかにぃさん
Abus 1500/60 はその後も何度かライドに連れ出していますがバランス良くてよいですね。
VOLT800はそれなりのお値段するものですから、盗んでやろうという人もいるんですね・・・。
そこまでは分かるのですが、ベルなんて盗んでも二束三文でしょうし、ほんと勘弁して欲しいですね。
サイコンやライトは駐輪時に取り外すようにしているのですが、ツールボトルは差しっぱなしな気がします。
全て取り外した方が良いのでしょうが、ついつい億劫でそのままにしてしまいますから、何か画期的な盗難防止手段とか出来たら面白そうです。
>shigeさん
今回改めてottolockのお値段みてびっくりしました。
バージョンアップと円安の影響でしょうか、初代よりもお高くなってしまっている気がします。
このお値段だとちょっと躊躇ってしまいますね・・・。
ABUS1500も、110cmだとそこそこ重くなってしまいますが、利用用途が合って60cmでも問題なさそうでしたら、とても良い選択肢になると思います。
既に何度かライドに連れ出していますが、サイクルラックのある場所を選んでいることもあり、今のところ60cmでも問題なさそうです。おすすめですよ。
>老爺さん
エンドキャップごと抜いてしまうと、バーテープが剥がれてしまうでしょうし、意外と「バーテープを固定したまま開閉・取り外し可能にする」という点は、難しいのかもしれませんね。
機構的に実現できても、取り出し口が小さくなってしまい、内装できるワイヤー系が細くなるとか。
ミニベロやクロスバイクは「バーテープではない」という点でも、この辺りのギミックを作りやすいのでしょうね。