やろうやろうと思いつつも、なかなか手に付かないメンテナンスってありますよね。
愛用のミニベロ(DAHON スピードファルコ)も購入から早3年以上が経過しました。


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私の住む地域は坂が多い為、純正のブレーキでは急坂で若干の不安を感じるケースがありました。
もともとVブレーキということもあり、普通の街乗りでは全く問題ないんですけどね。


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そろそろブレーキシューも交換時期だったり、ブレーキケーブルも交換しても良いかな、と思っていた為、それならいっそのことブレーキ本体もアップグレードしてやろう!と思い立ってから、実は1年が経過してしまいました・汗


ここ最近、せっかくの連休だというのに雨続きということもあり、重い腰を上げてブレーキ交換を行うことにしました。

 





■ ミニベロ(DAHON スピードファルコ)のVブレーキをアップグレード(DEORE)



1. シマノDEOREを購入

今回は無難にシマノのDEOREを購入することにしました。
世の中ディスクブレーキ化が急速に進んでいますので、Vブレーキの選択肢もどんどん少なくなってしまいますね・・・。
はっきり言って、制動力はVブレーキで十分なんですけどね。


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今回はケーブルも一緒に交換します。
DAHON スピードファルコに最初使われていたケーブルがジャグワイヤということもあり、今回は同じものを購入しました。


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いちおうアウターケーブルも購入したのですが、想像以上に痛みが出ていないこともあり、今回はインナーケーブルのみ交換することにします。


ロードバイクでコンポーネントをアップグレードすることを考えると、めっっっちゃお安く交換できてしまいますね。


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お安いパーツではありますが、そこはシマノさん。
作りは非常にしっかりしていて安心感が違います。 



2. ミニベロのVブレーキを交換

それでは早速交換していきたいと思います。

まずは今ついているブレーキを取り外します。
最初にブレーキケーブルを取り外します。


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アーレンキーで簡単に外せます。


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続いて左右のブレーキを一つずつ外していきます。


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これもアーレンキーで簡単に外せます。


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台座が登場。


ここに新しいブレーキを取り付けるのですが、事前にスプリング調整ボルトを調整しておきます。


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私の場合、ブレーキを取り付けた後にスプリングのテンションを上げていくのがやり易いと感じていますので、一番テンションがかかっていない状態にしておきます。


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丸く囲ったのがストッパーピン。
こちらを台座の穴に差し込みます。


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こちらがスピードファルコのブレーキ台座。
穴は3箇所に開いていますが、シマノのDEOREの場合、真ん中の穴がちょうど良かったです。


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ちょっと分かりづらいですが、真ん中にストッパーピンを差し込んでいます。


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あとはボルトを締め込んで固定して完了。
ブレーキシューの上下位置を調整し、スプリングのテンションが足りないなと思ったら、スプリング調整ボルトを締め込んで微調整。

これで完了です。
想像以上に簡単でした。






3. ブレーキケーブルを交換

続いてブレーキケーブルを交換します。


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ロードバイクのブレーキケーブルはタイコを外してケーブルを引っ張ることができるのですが、Vブレーキのこのタイプだと、タイコはケーブルを引き抜いてからでないと外せなくなっています。

Vブレーキに取り付けていたケーブル末端をばっさりワイヤーカッターで切っておきます。






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細いアーレンキーを使ってケーブルを引っ掛けて指がかりを作ります。
あとはケーブルを引き抜くだけ。


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この状態にして、初めてタイコを外すことができました。


続いて新品のケーブルに交換します。
うっすらとケーブルグリスを塗ってから差し込んでいきます。


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ケーブルグリスは一つ買っておけば、おそらく一生使い切ることはないのでは?という位たっぷりあります。


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あとは差し込むだけ。


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ケーブルを固定して完了です。

念の為シマノのマニュアルを確認し、写真を取りながら作業を進めても1時間かからずに完了しました。

同じ手順でフロントブレーキも交換。


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雨の合間を縫ってご近所を試走。



めっっっちゃ制動力がアップ!



簡単にホイールがロックする位の制動力ですね。
今回はブレーキシューが劣化していた側面もあるかと思いますので、ブレーキ交換&ブレーキシュー交換、合わせ技で制動力が上がった感じでした。


これなら斜度10%近い下り坂も安心です。

ブレーキ本体とケーブル、まとめて交換して7000円程度でしょうか?
これは本当に良いアップグレードとなりました。

作業もそこまで難易度高いものではありませんので、気になる方はとてもおすすめのパーツ交換ですね。





 




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