昨年リムブレーキのロードバイクを購入したばかりの癖に、最近は「機械式ディスクが云々」という記事を書いてばかりだな、と思い当たりました。

機械式ディスクのロードバイクに乗ってないのにね・・・汗





次はさすがにディスクブレーキにしないと、最新技術でブラッシュアップされたカーボンホイールを楽しみ尽くせないよな、と思っているのですが、油圧ディスクには抵抗感ありありです。

ショップにお任せしてしまえば良いとは思うものの、出先や輪行でのトラブルがあると、ブレーキは命取りだからなー、と思うとなかなか踏み切れないんですよね。

折よく機械式ディスクブレーキについてまとめてくれている記事がありましたので、自分の頭の整理がてらご紹介したいと思います。









■ 機械式ディスクブレーキの特徴について




1. 機械式ディスクブレーキの仕組みについて

機械式ディスクブレーキは、ケーブルで作動するタイプのディスクブレーキシステム。

ブレーキレバーを引くと、ケーブルがブレーキキャリパー内のアクチュエーターアームを引っ張り、片方または両方のブレーキパッドがディスクブレーキローターを挟み込むまで押し付けられ、自転車の速度が落ちるわけです。

機械式ディスクブレーキには大きく2種類あります。

  • シングルピストンブレーキ:
    ほとんどの機械式ディスクブレーキがシングルピストンブレーキになります。このブレーキでは、1つのパッドだけが動き、パッドがローターを押し、反対側のパッドに当たるまで動きます
  • ツーピストンブレーキ:
     一部の機械式ディスクブレーキは2ピストンブレーキで、両方のパッドが一緒に動き、ローターの両側に当たります
リムブレーキに比べ、ディスクブレーキ(機械式と油圧式の両方)は一般に、あらゆる天候で制動力が増す点が特徴となります。

比較的シンプルな設計のため、機械式ディスクブレーキに構造上の不具合が起きることは稀です。何か問題が起きても、ほとんどはブレーキケーブルとブレーキパッドを交換するか、ケーブルのテンションを調整することで簡単に解決することができます。



2. 機械式ディスクブレーキのマーケットにおける位置付け

機械式ディスクブレーキモデルは、マーケットにおいてエントリーレベルのロードバイク、街乗り系のバイク、グラベルバイク、そしてツーリングバイクに搭載されていることが多いようです。

これはメーカーのマーケット戦略上の帰結でしかないのですけどね。

リムブレーキよりは制動力は高いものの、油圧式ディスクブレーキよりは制動力が劣り一方で、価格は安価というのがその特徴となります。

制動力が重要となるマウンテンバイクにおいては、以前は安価なバイクに機械式ディスクが搭載されていましたが、最近の油圧式ディスクブレーキの普及とともにほぼ駆逐されている状況です。

私も若かりし頃は林道や山道をマウンテンバイクで走り抜けたことがありますが、安価なVブレーキだったこともあり、目の前を走っていた友人が減速が間に合わず、カーブし切れずに吹っ飛ばされるのを目にしたこともあります。
(私がギリギリ間に合いましたが、転倒寸前でした)

マウンテンバイクにおいては、変速性能云々以前に制動力が高いかどうかの方が重要だと思いますので、中途半端に機械式ディスクを採用する意味がないのでしょうね。

個人的には、「それでもリムブレーキよりも制動力が高いのだから、ロードバイクのアップグレードには機械式ディスクが最適なのでは?」と思ってしまうのですが、そこはメーカーの都合なのかショップに定期的な仕事を用意する為なのか、ロードバイクにおいては機械式ディスクは少数派。

今までリムブレーキで間に合っていたはずなのに、なせ一足飛びに油圧にまでアップグレードする必要があるのだろう?と不思議でならないんですけどね。



3. メリットとデメリット

まずは機械式ディスクブレーキのメリットですが、リムブレーキに比べ、機械式ディスクブレーキは、雨や泥などさまざまな気象条件下で高い制動力を発揮します。
また、ブリーディングの必要がないため、一般的に油圧ディスクブレーキよりもメンテナンスが簡単です。油圧ディスクブレーキは、専門工具を必要とする面倒な作業であるため、個人でメンテナンスすることは無理ではありませんが、一定以上の技術力とコスト(専用工具の準備)が必要となり、若干ハードルが高くなります。

また、メカニカル・ディスク・ブレーキは、油圧ディスク・ブレーキに比べて、購入価格もメンテナンス価格も手頃です。 

続いてデメリットです。

油圧ディスクブレーキほど強力ではないため、状況によっては制動力に不満を感じることもありえます。
また、機械式ディスクブレーキは、油圧式よりもブレーキレバーを引く際により大きな力が必要で、長時間のライドや握力の弱いライダーには疲れることがある。

油圧式ディスクブレーキはセルフセンタリング機能がある為、ブレーキパッドが摩耗しても、パッドとローターの間の隙間を同じか同じ程度に保つことができ、常に安定したブレーキ性能を保つことができます。

対して機械式ディスクブレーキはセルフレンタリング機能がないため、リムブレーキの調整と同じように、ケーブルのテンションを調整し、パッドを再調整することでパッドの摩耗を考慮した調整が必要になります。





4. 油圧式ディスクブレーキとの比較

既にメリデメで一部触れている点もありますが、油圧式ディスクブレーキとの比較はおおよそ以下のような内容となります。

  • 制動力:
    既に触れているように、制動力は油圧式ディスクブレーキの方が高く、またセルフセンタリング機能により常に高い制動力を維持することが可能
  • ブレーキング:
    油圧式ディスクの方が、より軽い力(弱い握力)で動作されることが可能
  • メンテナンス性:
    セルフセンタリング機構について言えば、日々のメンテナンスは油圧式ディスクの方が不要となる一方、機械式ディスクではパッドとローターの位置調整が必要。
    他方、ケーブル交換といったより長期的なメンテナンス(乗り方にもよるが、おおよそ1年〜1年半程度の頻度で発生)に際しては、機械式ディスクではケーブルの交換は難しい作業ではなく素人でも対応可能。対して油圧式ディスクではケーブル交換やオイル交換に失敗するとエア噛みが起きて事故につながるリスクもある為、プロにお任せするのが無難であり、費用が嵩む傾向にある



5. まとめ

今回つくづく思ったのですが、何に重きを置くのか、それまで乗っていたロードバイクが何なのか、何が不満だったのかによって結論は大きく左右されそうです。

リムブレーキモデルに乗っていて、制動力に大きな不満があったわけではないが、峠の下りを念頭により大きな制動力を楽に出せれば有難いといったレベルであれば、実は機械式ディスクブレーキで十分だと思っています。(まさに私がコレですね)

リムブレーキでも、ブレーキシューが摩耗してくれば位置調整は行いますし、ブレーキケーブルも1年半から2年に一度自分で交換しています。それらの作業にそこまでストレスを感じることもありませんから、機械式ディスクでデメリットと呼ばれる点は、あまり問題に感じません。

「油圧式ディスクは高い制動力をより弱い力で簡単に引き出すことが可能」というのはより理解できますし、実際に(試乗車に)乗ってみて実感・理解はしているのですが、「マウンテンバイクだとこれは有難いなー」と思いつつも、ロードバイクではそこまで必要に思えなかったりします。

そのくせ、ブリーディングやオイル交換といった作業が発生すると、ショップに預けて高いお金をかける必要もあるわけで。
私のようなローディーだと、油圧式ディスクのデメリットばかり目につくんですよね。


ですが、メーカー側の都合で、現在は油圧式ディスク一色な状況となっており、機械式ディスクを実現するために必要なシフターはマーケットから次々に消えていく状況です。

機械式ディスクブレーキキャリパーについては、GROWTAC の EQUAL という決定版がありますので、あとはシフター問題だけなんですよね。

SRAM もハイエンドコンポのREDがそろそろアップグレードするという噂ですが、油圧式ディスクだけでなく、機械式ディスク念頭にリムブレーキ用のシフター、残してもらえないですかね・・・。

シマノさんも、機械式についてはセミワイヤレスとかケチくさいことやってますので、油圧式と同様フルワイヤレスにしてくれれば、気持ちよくシマノに乗り換えたいと思うのですが。


なかなか「あともう一声」が届かない現状がもどかしいです。
所詮少数派の意見なんですかね・・・。










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